イタリア代表との親善試合でオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシが重傷(足首じん帯断裂)を負ったことで、アーセナルはストライカー探しに追われている。アーセン・ヴェンゲル監督もそれを認めており、同時にオランダサッカー連盟のファン・ペルシ負傷に対する対応に怒りを示している(当初は手術不要で6週間ほどの離脱と見られたが、その後により重傷であることが発覚し、手術に踏み切ることとなった。ファン・ペルシは4月まで離脱する可能性がある)。

ヴェンゲル監督は「誰かを獲得する必要はないだろうと思っていた。しかし今、我々はやむなくそうしなければいけなくなっている」と話している。だが、誰を獲得するというのだろうか? いつものように名前が挙がったのは、ヴェンゲル監督が以前から気に入っているボルドー所属のモロッコ人FWマルアン・シャマクだ。

だが、ボルドーのジャン・ルイ・トリアー会長は1日、シャマクはシーズン終了までボルドーを離れることはないと明言。アーセナルは1月のマーケットで900万ユーロ(約11億8000万円)前後のオファーを提示する用意があると見られたが、その可能性は消え去ることになった。

また、スペインではレアル・マドリー退団が囁かれるFWルート・ファン・ニステルローイ獲得の可能性が報じられたが、ヴェンゲル監督自身がこれを一蹴。一方、インテルFWマリオ・バロテッリについては、英紙『デイリー・メール』が、2200万ユーロ(約29億円)をアーセナルが投じる可能性は低いだろうと報じている。サンプドリアFWジャンパオロ・パッツィーニについても同様だ。

あとは、先週ひざのじん帯を負傷してしまったウェスト・ハムFWカールトン・コールしか残らない。だが、同選手には以前からマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールも関心を示している。