この躍動感あふれる動きを如何に勝負どころで使えるのか。名匠グレッグ・ジャクソンのコーチングが、さらにジョンズを強くするか

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5日(土・現地時間)、ラスベガスのパームス・ホテル内ザ・パールで行なわれる「The Ultimate Fighter Heavyweight Finale」。TUFシーズン10決勝戦は、今週水曜日のSPIKE TVのTUF二時間スペシャルで、最後のエピソード2回分を中継後、決勝を含むTUF10ファイターたちの対戦カードが正式発表となる。

7月に収録は終了しており、当然、決勝に進むファイターは決定しているが、海の向こうの中継が済むまではマナーを守り、今回はTUF10出演者以外のラインナップに目をやりたい。

現在発表されているメインファイトはライトヘビー級戦、TUFシーズン3で活躍したマット・ハミル×ジョン・ジョンズ、そして、ライト級のフランク・エドガー×マット・ビーチの2試合のみ。恐らくは、ここにTUF決勝戦とキンボ・スライスのカードが加わるものと見られている。

この他、アンダーカードは3試合発表されており、水曜日には残りの3試合が正式アナウンスされるに違いない。これまでシーズンが盛り上がると、出場選手はTUF出演者で占められ、シーズンのデキが今一つだと強力なカードが用意されてきたことを考えれば、ズッファとしてシーズン10は、高評価に値するシーズンだったようだ。

UFCキャリア6勝2敗、マイケル・ビスピン&リッチ・フランクリンに敗れてはいるが、IFL移籍組のリーズ・アンディとWECからやってきたマーク・ムニョスを相手に連勝中のハミルは聴覚障害を持つファイターとして名が通っている。

その聴覚障害者のスポーツの祭典、デフリンピックでは2度に渡ってグレコ&フリースタイルで優勝し、ディヴィジョン3でも活躍したレスリングが、彼のベースとなっている。

一方、33歳のハミルの対戦相手ジョン・ジョンズはまだ22歳。ハイスクールレスリング時代には最終学年時にニューヨーク州王者となり、アイオワセントラルカレッジ時代には、全米ジュニアカレッジ王者にも輝いている。

2008年4月の20歳のときに3週間連続MMAで戦うという破天荒なデビュー3連勝を飾り、記録が5連勝に伸びたところでUFCと契約。オクタゴンでも3連勝中で、既にTUFシーズン1の人気者ステファン・ボナーを下している。

爆発的な運動能力と、確かなグレコローマンの技術を武器にしたファイトは、僅かキャリア8戦のグリーンボーイとは思えない注目を集めている。

グレッグ・ジャクソンの下でトレーニングを行なうようになったこともあり、これまでのような良くも悪くも体力任せのファイトから、さらなる進化が期待されるジョンズ。12週間のTV中継に出演したTUFファイターに負けないインパクトを残す豪快なファイトを心掛けるに違いない。

■TUF10発表済み対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョン・ジョンズ(米国)
マット・ハミル(米国)

<ライト級/5分3R>
フランク・エドガー(米国)
マット・ビーチ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブライアン・スタン(米国)
ロドニー・ウォレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・ハワード(米国)
デニス・ホールマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ボチェック(カナダ)
ジョー・ブレーマー(米国)