2009年11月に国際会計基準の新しい基準書が公表されました。IFRS第9号です。国際会計基準では金融商品会計が全く新しいものに生まれ変わろうとしています。

本サイトへの投稿記事は
aegifの国際会計基準専門ブログ IFRS of the day(http://aegif.typepad.jp/ifrs/)より引用しております。

2009年11月になって国際会計基準審議会(IASB)は
新しい基準書を公表しました。
IFRS 9 Financial Instrumentsです。
金融商品会計の中でも最も改訂が早く取り組まれていた、
金融資産の分類と測定について大幅に取り扱いが変わりました。

金融資産の分類と測定というのは
債権や有価証券、デリバティブなどをどのような金額で評価し計上するか、
という問題です。金融機関に限らずすべての企業に関係してくる重要な話です。

この新しい基準書で最も特徴的な点は、
金融資産の保有目的による分類を廃止したということです。

従来の国際会計基準や現行の日本基準では
保有目的によって金融資産を分類して
分類毎にその目的にあった評価を行うことになっています。
例えば、トレーディング目的で保有しているものはその時価の変動が
投資の成果として分かるように、
時価で評価して評価差額は当期の損益に計上します。
また、満期まで保有して利息を受け取る目的であれば、
時価で評価はせずに償却原価といって実効金利で割り引いた金額で計上します。

改訂後の分類方法ではそのような保有目的による分類を行ないません。
目的ではなく
?企業のビジネスモデル、と
?金融資産の契約上のキャッシュ・フローの特徴
の要件によって、
償却原価で測定するものと公正価値で測定するものの2つに分類します。

?の企業のビジネスモデルの要件とは
企業がその金融資産を保有し、契約上の元本と利息を回収するための管理を行なっているか、ということです。
保有目的では経営者の意図が重要でしたが、
ここでは事実関係、に焦点が当てられることになります。

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