モスバーガーのモバイル戦略とユニメディア/山本 亮二郎
『モスバーガー』で親しまれる株式会社モスフードサービスのIR資料を読むと、「携帯サイトの大幅なリニューアル強化」「携帯メール会員を活用した販売促進活動の推進」という記述が前期から頻繁に登場している(『第4回 ベンチャー企業のビジネスモデル』)。

『モスバーガー』で親しまれる株式会社モスフードサービスのIR資料を読むと、「携帯サイトの大幅なリニューアル強化」「携帯メール会員を活用した販売促進活動の推進」という記述が前期から頻繁に登場している。同社の携帯メール会員数は2009年9月に200万人を超え、キャンペーン情報の発信などきめ細かい対応に寄与しているという。
すでに多くの飲食店や小売店で携帯電話の活用が進んでいるので、消費者がレジで携帯電話をかざし、店員にクーポンを確認してもらう姿は見慣れた光景になっている。まさに「クリックとモルタルの融合」であり、インタラクティブなコミュニケーションの実現である。
リーマンショック以降、いまだ業績を回復できない飲食チェーンが少なくない中、モスフードサービスは前期から今期にかけて、3回連続で業績を上方修正した。直近の業績予想では第2四半期までの純利益が前回予想の4倍になっている。
もちろん、携帯サイトだけが業績好調の理由とは言えない。しかし、テレビCMを中心としたマス広告を減らす一方、携帯をメディアにして消費者個人へダイレクトに情報を配信し、消費行動を喚起していることが分かる。
このシステムや手法を提供しているのが、株式会社ユニメディアである。ブックオフ、駅構内の案内地図、雑誌『SPA!』など多数のモバイルサービスの実績がある。

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