25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節、ボルドー対ユヴェントスの一戦で起きた問題について、UEFAが調査に乗り出すようだ。

アウェーに乗り込んだユヴェントスのサポーターは、スタジアム内でインテルFWマリオ・バロテッリを中傷するコールをしたことが問題視されている。ユヴェントスでは22日、ホームにウディネーゼを迎えた一戦でも同様の行為が確認されたため、2万ユーロ(約260万円)の罰金が科されたばかりだった。

UEFAはこの試合で主審を務めたイトゥラルデ・ゴンサレス氏からのレポートを待っており、今回の事件が確認できたら調査に動く方針のようだ。UEFAのスポークスマンは26日、「レポートが届き、もし必要であれば、調査に乗り出すだろう。メディアの記事やテレビの映像もあるが、まずは審判団からのレポートが届いてからだ」と述べている。

UEFAが待っているレポートが本部ニヨンに届くのは、27日になる見込み。今回の件が人種差別であると確認された場合、ユヴェントスへの処分は避けられないものと思われる。ユヴェントスは人種差別撲滅をうたっているところだが、2試合連続で同じ問題に頭を抱えることになってしまった。