ひざの半月板を先日手術したばかりのインテルDFダヴィデ・サントンは、0−2と敗れたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節のバルセロナ戦でチームから離れていた。試合から一夜明けた25日、彼は『ガゼッタTV』のゲストとして、ファンとのビデオチャットに応じてくれている。まずはもちろん、バルサ戦での敗北に対する印象から話してくれた。

「特にメンタリティーの問題だと思う。チームは存在しているし、とても強いんだ」

「インテルは偉大なチームだと思う。でも、ネガティブな試合だった。でも、すぐに立ち上がる必要がある。そうじゃないと、厳しくなってしまうからね。リスタートしなければいけないんだ。僕らにはリーグ戦で大事な2試合があるし、その次にルビン・カザン戦がある」

決して輝かしくない時期を苦しんでいるサントンは、1月の復帰を目指している。彼の調子が落ちたのは、パレルモ戦のことだった。このときのことを、サントンは「メンタル面と意欲という点で、僕の最悪の試合の一つだった。すごくプレッシャーを感じた状態でピッチに出て、2点目を取られてからは、一部のチームメートたちも僕に怒っていたんだ。それで、もう何も分からなくなってしまった」と振り返った。

さらに、自分の40〜50%しかここまでは発揮できていないと言うサントンは、「僕にとってややプレッシャーになるのは、監督はないけど、時にグループだったりする。でも、僕は難しい時期をできるだけ早くに乗り越えなければいけないんだ。南アフリカでのワールドカップのメンバーに入りたいと思っているよ」と続ける。

ジョゼ・モウリーニョ監督については、「彼の意見は僕のためでしかなく、僕を高いレベルにたどり着かせるためのものなんだ。ケガから復帰したら、さらに頑張りたいと思っている。頑張って、去年みたいに試合に出て…そうしたら、間違いなく僕のポジションは戻ってくる。別の選手たちが出場停止やケガになるのを待つことなくね」と述べ、まったく問題はないと語った。

またサントンは、敵意あるコールを受けたことが騒がれ、子供のころはミランファンだったことを明かしたチームメート、FWマリオ・バロテッリについてもコメントしている。

「マリオに対するコールは、存在すらしてはいけないものだ。マリオが嫌なヤツだからと思っているからというより、人種差別によるものだよ」

「小さなことは、僕もミランにシンパシーを感じていた。でもそれは、単に僕がマルコ・ファン・バステンの時代に生まれたからというだけなんだ。一人のサッカー選手がどんなチームを応援しても構わないと思う。でも、自分がプレーしているユニフォームは守るものだよ。インテルの選手のうち、どれだけがミランを応援していて、またその逆がどれだけあることか…。プロである以上は応援することはできない。でも、シンパシーはずっと残るものさ」