ボクシング 「坂田&久高」連合VSJBC WBA世界フライ級戦めぐりドロ沼戦争へ

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 WBAから不可解な裁定を下され、次期タイトル挑戦が事実上白紙となっている前世界フライ級王者・坂田健史陣営が25日、都内の協栄ジムで会見。WBAが総会で下した決定事項について、同ジムが帰属する日本ボクシングコミッション(JBC)に説明を要求。さらに久高寛之陣営もこれに同調し、新たな火種を生んでしまった。



 大みそかの再戦に向け、現WBAフライ級王者デンカオセーン・カオウィチットのマネジャーを務める二ワット氏と契約を交わしていた坂田陣営。現地タイでも大々的に報道され、WBAの承認を待っていた。

 ところが、コロンビアで開かれたWBA総会の中の選手権委員会(現地時間19日)からは意外な裁定が下された。王者側に選択試合の権利を1試合与え、その中には亀田大毅の再戦は含まれるが、坂田はフライ級ランキング外のため、認められず。フライ級(50.8キロ)契約での10回戦を1試合行った後、デンカオセーンVS亀田大の勝者と指名試合を行えるというものだった。

 事実関係を把握するため静観する姿勢を貫いていた坂田陣営だったが、この日ジムで会見。リマッチを熱望していた坂田は「今回こういう話を聞いて頭が真っ白になったというか、残念です」と力なく語った。

 もちろん今回の“不可解裁定”に納得がいくはずもなく、金平桂一郎会長は「坂田健史の挑戦権がないという前代未聞の裁定が下りました。正規のもの(契約書)がそろっているのに、何でこんなことになるのか。坂田だけ特別なのか」と不快感を露わにした。

 明確な返答のないJBCに対し「前世界チャンピオンで4度防衛という実績もある。まったく意味がない試合を強制されるものだろうか。来週早々にでも回答してもらいたい」と説明責任を果たすよう要求。「最近つとになし崩し的にルールが守られない事例が散見されていてよろしくない」と断罪した。



 それだけではない。同じく再戦要請をしていた久高寛之陣営もこれに同調。関係者は「今回のWBAがJBCに向けて出した裁定は整合性もないし、ルール上おかしい。安河内(事務局長)さんと話し合ってみようと思います。金平会長とも? そうですね」と言明。引き続きタイ側と交渉を続けながら、協議していくという。

 これに対し金平会長は「相談があれば乗りますよ」と前向き。共同戦線を張りJBCと真っ向から向き合う構えを見せた。

 すでに坂田陣営は、デンカオセーンが選択試合の相手と契約を結んだ場合に「二重契約問題」が発生するため、契約解消の下準備に入っているという。坂田のモチベーションにも影響を及ぼしかねないだけに、早期解決が迫られている。



◎タイで大毅と再戦報道

 一方、現地タイではすでに「デンカオセーンが亀田大毅と再戦する」との報道がなされている。

 タイのバンコクポストのHPには「Daiki again」という見出しで、「デンカオセーンには、来年早々の亀田大毅とのダイレクトリマッチを許可するように命令が下された」と報じられている。

 さらに今回の再戦には大毅側から22万ドルのオファーがあったとされ、前回のタイトルマッチより2万ドル多く支払っているという。

 どうやら次期挑戦権を獲得するには22万ドル以上の“軍資金”を用意しなければならないようだ。

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