シアトル・マリナーズと交わした契約を2年残し、日本球界へ復帰することになった城島健司。13日には、4年契約・総額20億円+出来高で阪神タイガース入団が正式に発表された。

TBSのスポーツ番組「S1 Jスポ」(22日放送分)では、番組キャスターの槙原寛己氏が城島へ単独インタビューを行い、その経緯を訊いた。

マリナーズの契約を破棄した理由について、「積み重ねでしょうね。例えば、家族が一ヶ月きている間に、ゲームに出ないとかね。何かが違うという思いはありました」と語る城島は、日米間の野球に対する考え方の違いを強調した。

また、城島は「日本っていうのは一点を守っていく感覚じゃないですか。向こうは最小点に抑えて、それ以上に点を取るっていう感覚なので、あれは最初戸惑いましたね」と話し、「1、3塁で1塁ランナーがスタートしたときに、キャッチャーがセカンドになかなか放らせてもらえなかった。自分はスローイングに自信があるので、みすみす2、3塁にするっていうのは、最初は戸惑いましたし、監督にもいいにいきました」と明かした。

その他にも、槙原氏から「イチローに(相談)は?」と訊かれると、「してないです。してません」という城島。イチローとのやり取りについては、「決めてからは連絡しましたけど。まあ、“了解”と。全て、それに集約されているんじゃないですかね。僕のよきコーチであり、よき先輩であり、兄ちゃんみたいな存在でしたから」と語るのだった。