21日のボローニャ戦、終了直前の後半ロスタイム、3−1でインテルがリードとすでに勝負はついた状態で、DFマイコンはスローインがマイボールでなかったことを副審に抗議し、侮辱したとして一発退場となった。クレイジーなどというものではない。結果、おそらくマイコンは2試合の出場停止を下されるだろう。つまり、次節フィオレンティーナ戦に続き、12月5日に行われるユヴェントスとの直接対決にも出られなくなるのだ!

試合後、インテルはマイコンが副審に言い返した言葉を、副審がスラングと取り違えたと説明しているが、ジョゼ・モウリーニョ監督はその数分前に、マイコンが副審を侮辱したことを否定せず、同じ状況において対応が異なることへの苦言を呈している。

「同じ振る舞い、同じ言葉であっても、審判や選手、チームによって、レッドカードになる選手とイエローカードになる選手、何もカードを受けない選手がいる。これは受け入れられない。選手は何をすべきで、何をすべきでないかを分かっていなければならない。選手たちはみな同じで、処罰も同じでなければいけないんだ」

考え方としては責めようもない言葉だ。しかし、マイコンの軽率さがまったくもって「バロテッリ風」だったことも事実であり、だからこそそのように罰せられるべきだろう。モウリーニョ監督は今回、公の場でそれをしないことにしたというだけだ。