−会長、スクデットとチャンピオンズリーグ(CL)のどちらが優先されるのでしょう?
「スクデットだ。3位、2位となって、次に1位を狙うのは当然だと思う。非常に懸命にやってきた3年間の仕事が報われるよ。そして、新生ユーヴェの第1章に幕が閉じることとなる。我々の目標は、ビッグタイトルをオフィスへ持ち帰ることだ」

−会長就任時に、スクデットの数は29個であり、次のスクデットでユニフォームに3つ目の星をつけるとおっしゃいました。実際にはスポーツ裁判で2つのスクデットがはく奪されたのですが、やや危険だとは思いませんか?
「いや、まったく思わない。私は真実を言ったんだ。ハートで感じることをね。裁定を尊重するということは、分かち合うという意味じゃない。選手たちにスクデットの数を尋ねたら、彼らは29個だと答えるだろう。だから、次は30個目となる。今季で優勝すれば、ユニフォームには3つ目の星をつけるよ」

−今季もインテルとユヴェントスのバトルが続いていますが、インテルのモラッティ会長との関係は?
「あまりお互いに知らないんだ。でも、良い関係だよ。礼儀正しい関係だ」

−12月5日にはユヴェントス対インテルの一戦があります。決め手となる試合でしょうか?
「大事ではあるが、何かを確定するものではないね。今の5ポイントという勝ち点差でその一戦を迎えることが重要だ」

−フェリペ・メロにもっと期待していたのでは?
「彼の出来には満足している。コンフェデレーションズカップに出場し、ブラジル代表でワールドカップ予選を戦ったことも忘れてはいけない。彼は休む時間が少なかったんだ。それに、ユーヴェのユニフォームが少しプレッシャーになったね」

−ジエゴは?
「とても良い。ヨーロッパでは多くの人たちが我々を羨んでいるだろう」

−予想以上だった選手を2人挙げてください。
「一人はクラウディオ・マルキージオだね。彼の成長は素晴らしい。それと、ブッフォンだ。以前から半月板を痛めたまま戦っている。キャプテンと一緒に、彼も特別な選手だということを分からせてくれた」

−アマウリはイタリア代表にふさわしいですか?
「代表監督が招集するならね。ルールは明確だ。市民権を保有する選手は、イタリア代表でプレーできる。彼の前に行きたい人がいる? 彼より優れていることを証明すればいい」

−マルチェッロ・リッピ監督はもう、ユーヴェへの復帰を公にしていますね。
「W杯後に彼がどこのクラブへ行こうと、非常に大きな価値となる。我々にとっても同じだ」