「背の低い男は負け組!」問題発言の代償

写真拡大

魔女狩り的なネット批判、人権侵害、番組製作陣の交替、損害賠償… ある韓国の女子大生が何気なく発した一言が、ここまで問題を大きくしてしまった。

ある女子大生がトーク番組で「背の低い男は負け(Loser)!」と発言したせいで、ネットが炎上している事件を、11月10日のトレビアン韓国で紹介した。あれから1週間経った今でも、炎上が収まる気配は無く、あちこちに飛び火しているせいで事態は酷くなる一方である。

ネチズンによる「魔女狩り的」な非難を浴びることとなった問題の女子大生は、自身のホームページで「台本に書いてあった通りに述べただけ」と弁明したものの、番組側がこれを否定したため双方は泥沼に陥っていた。ネットでは、女子大生への集中的なバッシングから、問題発言をカットするなど適切な編集を行なわなかった番組製作陣の批判へと発展し、最近では番組側に損害賠償を請求する人まで登場。「背の低い男という発言のせいで、精神的被害を負った」として最小で10万ウォン(約7,800円)、最高で38億2000万ウォン(3億円)の損害賠償請求、総78件が言論仲裁委員会に寄せられたのである。

また、女子大生は「ルーザー女」というあだ名が命名されたほか、「ルーザー」という言葉を使ったパロディや悪ふざけがネットで広まっている。中には、厚底靴や小さめに作った衣類などの「ルーザー関連商品」なるものを、ちゃっかり売り出している者も出ている。

問題となったトーク番組「美女たちのおしゃべり(ミスダ)」は、16日放送の番組冒頭で公式の謝罪を行い、今後は芸能娯楽特別委員の審査を受ける予定だという。また、プロデューサーと作家の交替は不可避であるとみられ、これを機に番組は大きく改編する可能性が出てきている。

女子大生の問題発言の裏には番組側の話題作りといった思惑があったようだが、結果的にはとんでも無い方向へと発展してしまったようだ。気軽な発言も、多くの視聴者の反感を買っては命取りになってしまう。

関連ニュース:「背の低い男は負け組!」女子大生の問題発言でネット炎上
参照:朝鮮日報−ミスダ“ルーザー”発言で金正日も興奮?合成写真が出回る

(文:林 由美)

■トレビアン韓国とは……
トレビアン韓国とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
通常のトレビアンニュースとは異なり、韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。
韓国中心の出来事をいち早くお届けできるように頑張っていきます。