先週、会計検査院が国道事務所等での無駄な電気代の支払いにつき国交相に是正処置を要求した話を、公共料金の削減方法の例として取り上げました。

この事例は、企業や団体組織におけるコスト、経費削減について、もう一つ重要なトピックスを含んでいます。今週は、それについて解説します。

先週、会計検査院が国道事務所等での無駄な電気代の支払いにつき国交相に是正処置を要求した話を、公共料金の削減方法の例として取り上げました。

この事例は、企業や団体組織におけるコスト、経費削減について、もう一つ重要なトピックスを含んでいます。今週は、それについて解説します。

会計検査院の是正措置を要約しますと、

ア 契約容量が過大となっている電気需給契約については、直ちにその見直しを行うこと

イ 省電力型ランプの使用を徹底し、契約の見直しなどを確実に行うための具体的な方策を国道事務所等において定めること

の二点のみです。問題を指摘して終わりというのは、インターン学生の経営診断レポートと同じではありませんか?

指摘すれば解決するような問題であれば、恐らく、もともと問題になりえなかったはずです。問題を自分達では解決できなかった国道事務所等に、改めて具体的な問題解決の方策を立てよと申し伝えるだけで、これらの問題が解決するとはとても考えられません。

問題は問題となるべく、真因があり、これを是正しない限り、来年、会計検査院が同じ検査に入っても、問題は是正されていないか、別の契約で同じ問題が発生します。プロフェッショナルのコンサルタントとアマチュアを分けるもの、それは、真因を探りあて、それを解決するための道筋までつけられるか否かです。

今回の場合は、省電力型ランプという予め定められた仕様が守られていない購買統制の問題と、最適な取引条件で契約を締結するという調達機能が機能していない事が明らかです。


続きはこちら