「ひどい金欠!?」K-1石井教義が怪しいダイエットビジネスに手を出す理由

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 K-1の創始者、石井館長こと石井教義(和義から改名)氏の連載コラムが格闘技関係者から失笑されている。

 石井氏が夕刊フジで連載中の『魁ダイエット塾』では、「あらゆる病気の原因は、食べ過ぎに起因する」として"腹六分目"が適当とされているのだが、その根拠がこれだ。

「人は食物を消化するのにエネルギーの大半を消費するといいます。(中略)フルマラソンをするのと同じカロリー(約1600キロカロリー)以上のエネルギーを毎日の食物の消化に費やしている。食べ過ぎにより排出されなかったカロリーは毒素となって体の中に溜まる。これが長年続くと、この毒素が様々な疾患を引き起こすようになるのです」(原文ママ)


 これに対して、過酷な減量や体力維持のために健康知識にも詳しい格闘技関係者たちが「デタラメだ」と失笑しているのだ。大手ボクシングジムのヘルストレーナーはこう語る。

「まず間違っているのは、1600というのが消化ではなくて、生命を維持するために寝ていても必要になる基礎代謝の数字、それも10代の若者のもの。20代以降はもっと低く、女性はさらに低いんです。消化のために消費されるエネルギーは、30代男性なら300キロカロリー程度。体重60キロの人が4時間でフルマラソンを走った場合の消費カロリーも2400ほどになりますし、数値がめちゃくちゃです。毒素が溜まるというのも全く根拠がないこと」

 あの頭脳明晰で知られる石井氏がなぜいま、こんな怪しいダイエット話をしているのか。ある出版関係者によると「実はこの連載開始前、他の出版社にもノーギャラでもいいからやらせてくれ、と石井館長から打診があったと聞いています。夕刊フジにも似たような形で話を持ちかけたのでしょうが、その先にダイエットビジネスがあるようです」という。

 こうした連載は、いずれまとめて書籍化するのは想像に容易いが、それを軸としたビジネスに心当たりがあると話すK-1関係者がいる。

「約3年半前、K-1で連敗中の曙に対し"50キロ痩せなければ追放"という指令が出されたことがありました。これを仕掛けたのが、実は館長だったんです。このとき曙が入門した日本ダイエットアカデミー協会の福崎昭一会長は格闘技評論家を名乗って、長年、館長の支援をしてきた人。減量に成功すれば宣伝効果は抜群だったでしょう。でも、当時の館長は裁判中でこれに本腰を入れられず、そうこうしているうちに、曙も減量そっちのけでプロレスへ行っちゃったんです」

 今回の強引な連載は、かつて頓挫したダイエットビジネスへの再協力なのだろうか。名前の出たダイエットアカデミーは、過去に石田純一や小川直也らが広告塔のような形で登場。20万円近くする講座が販売されている。

 それにしても、出所後の石井氏に期待される動きとして見れば、スケールが小さい感じは否めない。

 ある格闘技関係者は「石井さんは今もK-1関連の権利関係を持っていて、それを使って海外ビジネスに乗り出したいらしいんですが、例の逮捕で迷惑をかけたところにいろいろ"支払い"があったのか、資金不足に陥っているとも聞きます。もしかしたら、その権利をスポンサー企業に売却するのではないかという噂もあるほどで......」

 要するに、金欠ということなのだろうか。ただ、石井氏のビジネス手腕を考えれば、いずれビッグな仕事を手掛ける可能性は十分ある。格闘技界の低迷が続くだけに、ここは一つ大きな原動力となってもらいたいものだが......。
(文=小田美代)


※画像は『空手超バカ一代』(著:石井教義/文藝春秋刊)


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