イタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督が、頭の中で一つの目標を掲げている。南アフリカでのワールドカップに連れて行く選手のうち、最後の5、6名を選ぶということだ。同監督は限られたメンバーをチェックしており、それは特にこの11月の親善試合で行われる。一つは14日に対戦したオランダ代表との試合(結果は0−0)、そしてもう一つが、18日のスウェーデン戦だ。そのため、今は一部の”長老“たちがお休みとなり、ニューフェイスたちに出番が与えられることとなる。

「交代枠はたくさん使うだろう。いろいろとチェックしなければならないとしたら、今がその時だ。ジャンルイジ・ブッフォンとファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルカ・ザンブロッタ、アンドレア・ピルロの4選手は、これまでたくさんの試合に出場しており、今回のスウェーデン戦は休みとなる」

「すでにW杯への枠を確実にしているのは、16〜17人の選手たちだ。残りはチョイスしていかなければいけない。バランスのとれたチームにするために、ポジションに応じて選ばれるだろうね。たとえば、(オランダ戦で初出場した)アントニオ・カンドレーヴァは(ローマMF)シモーネ・ペッロッタのようなプレーができる。今だったら、まだクラウディオ・マルキージオしかいない」

一方、リッピ監督はブラジルがW杯本大会での優勝候補かと問われ、「彼らは常にそうだ。ブラジルとスペインが今では有力だろう。だが大事なのは、大切な時期に正しいことがやれるかどうかだよ」とコメント。本大会までの準備について、次のように続けている。

「まだ爆発のきっかけが足りない? そんなことはない。我々は自信を得るためにビッグマッチをする必要はないんだ。必要なのは、落ち着いて大会に向かうことだよ。代表に残された試合や、各クラブでの試合を使っていかなければならない。適切なチームを南アフリカへ連れて行くため、そして良いフィジカルコンディションで大会に向かえるようにね」

また、負傷中のミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾについて、リッピ監督は「彼のケガを心配しているか? まだ時間は7カ月ある。彼が万全に戻ってくると信じているよ」と語った。一方で、現在苦しい時期にあるビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシとインテルDFダヴィデ・サントンに対しては、「ロッシはビジャレアルでの困難もあって、難しい時期だったが、昨日の試合では良かったと思う。サントンは残念ながら、今は出場機会がとても少ない。インテルの要求と両立しながら、彼がもう少し試合に出られることを願っている」とコメントしている。

14日の試合では、サンプドリアFWアントニオ・カッサーノの招集を求めるファンが、スーパーマンのTシャツを着てピッチに乱入している。リッピ監督はこれを受け、次のように語った。

「彼が何をしたか、Tシャツに何と書いてあったのか、私には興味がない。このことが代表に関して騒ぎになっても、テレビ番組が私の息子が殴られたと報じようともね。ニコラ・レグロッターリエはブーイングが残念だったと言っている? 残念は残念だ。うれしいものじゃない。だが、それに邪魔されることはないんだ」