度重なる不祥事の亀田史郎にJBC安河内事務局長がなぜか優しい裏事情

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 プロボクシングWBC世界フライ級3位・亀田興毅が、父親・亀田史郎氏のセコンド復帰を嘆願する署名活動を開始した。

 この署名活動は亀田兄弟の所属事務所「亀田プロモーション」が中心となって公式サイトで展開されているが、ここの代表者が史郎氏ということを考えれば実質、史郎氏が自分で署名活動を開始したということになる。

 史郎氏は2年前、次男・大毅が内藤大助とのWBC世界フライ級タイトルマッチに出場した際、セコンドから反則を指示したことなどが問題とされライセンスの無期限停止処分を受けている。JBC(日本ボクシングコミッション)の規定では処分から2年間経過で解除申請ができるため、今年10月に解除を求める申請書を提出したばかりだ。

 だが、史郎氏が問題を起こしたのは前述の反則指示だけではない。この処分の前にも、野次を飛ばした観客に殴りかかったり、裁定を不服としてレフェリーを恫喝するなど、目に余る行為が続いていた。さらに処分後も雑誌インタビューなどで「反則指示ではなく、あれは亀田用語」と問題を否定する発言をしており、反省とは程遠い態度だった。

 一時は怒ったJBC役員たちから「史郎氏が関わる試合には関わらない」とする通告が出されたこともあったほどだが、実際のところではJBCの態度が最近は軟化しているという見方もある。中堅ボクシングジムの会長が語る。

「JBCトップの安河内剛事務局長の発言が、やたらと亀田に優しい。9月に大毅の公開スパーリングのパートナーとして史郎氏が登場したのは明らかな問題行為なのに、安河内さんは『どういう状況だったか報告してください』とだけ伝え、結局は『誤解を受ける行動はしないように』という柔らかいアドバイスで終わった」

 さらに先日、韓国で開催されたWBCの総会では、ホセ・スライマン会長が「親族のセコンドは認めないルールがあるのに無視されている」と話し、暗に史郎氏の復帰に対するけん制があったのだが、安河内事務局長はこれを伝えた通信社の報道に対して「なぜこんな情報が流れたのか」と質問状で抗議することを表明しているのだ。

「明らかにおかしいよ。WBC会長の発言にいちいち抗議するなんて。だいたい役員が史郎氏との絶縁通告したときも、安河内さん以外の役員からだったんだよ。つまり彼と他のJBC職員との間には、亀田に対するスタンスで溝があるわけだ」(前出会長)

 また、反則指示騒動のときも、安河内事務局長は一度「史郎氏への処分は考えていない」といった発言をしたことを報道陣から追及されてもいた。JBC事務局長と亀田との間に何かあるのだろうか、との疑念が渦巻く。

 これには別のボクシング関係者から、こんな話が出ている。

「安河内さんは、亀田を後援する筋と私生活で親しくしているという噂もあるほど。彼は私生活をほとんど人に見せないから、ただの噂かもしれないけど"うまく取り込まれたんじゃないのか"と疑う人もいる。どっちにしても亀田に対して強気になれない何かがあるのは事実なんじゃないか」

 現時点で史郎氏の復帰は「長い議論が必要」としている安河内事務局長だが、署名活動が実ってゴーサインなんてことになったら、前述の話も信憑性が増すのではないか。
(文=小田美代)




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