セリエAで首位インテルに5ポイント差のユヴェントス。12月5日の直接対決までに、勝ち点差を縮めたいと願っているユーヴェは、リーグ中断を経て負傷者が徐々に戻って来る。

今後、1トップにするか2トップにするかは、アレッサンドロ・デル・ピエーロをどこで起用するかということと関係してくるだろう。デル・ピエーロ本人が決められるのであれば、中盤をダイヤモンド型にして2トップにするはずだ。

モモ・シソコとクラルディオ・マルキージオが戻り、フェリペ・メロとクリスティアン・ポウルセンも見込みがついたことで、チーロ・フェッラーラ監督は守り、プレーを展開できる中盤に期待することができる。だが、激しい闘争心とクオリティーの面で改善しなければいけない。それは数字が物語っている。

ユヴェントスの選手たちが229回のファウルを犯しているのに対し、インテルは207回。パスの成功回数は、ユーヴェの4330回に対してインテルが4805回なのだ。さらにユーヴェは、PKなしで25ゴールを挙げているものの、ゴール前での正確さも欠いている。

リーグ戦での攻撃力と、チャンピオンズリーグでのディフェンスがミックスすれば、ユヴェントスは完璧だろう。欧州の舞台では、ボルドー戦で1ゴールのみと、ユヴェントスはもっとも失点が少ないからだ。フェッラーラ監督は次のような言葉を残している。

「完璧は存在しないが、我々は改善できる。もっと決定力をつけることができるし、そうしなければいけないんだ。プレーをつくり、ゴールチャンスはつくれているのだから。だが、うまく勝負を決めきることができない試合がいくつかあった」