インテルはインターナショナルブレイクを利用して、14日に親善試合を予定している。リヒテンシュタインに渡り、FCファドゥーツと対戦予定だ。それでも、キャプテンを務めるDFハビエル・サネッティやFWディエゴ・ミリート、MFデヤン・スタンコビッチはミラノに残り、休養が与えられる。ジョゼ・モウリーニョ監督の狙いは、普段起用できない選手に試合勘を取り戻させることと、若手のテストだろう。

なかでも注目を集めているのが、この夏に獲得したFWマルコ・アルナウトビッチについてである。ここまで同じような練習試合でチャンスを与えられながらも、アルナウトビッチは結果を出すことができなかった。今回こそは、大きなインパクトを残せるのだろうか。

FCファドゥーツとの試合では、アルナウトビッチを最前線に置き、マンシーニとリカルド・クアレスマを1つ下に配することになるだろう。普段は出番のない3人のアタッカーだけに、ここで大きくアピールしておきたいところだ。

それ以外のメンバーは、各国代表に呼ばれていないトップチームの選手が大半を占めることになりそうだが、DFでは1991年生まれのミケーレ・ラジョーネが先発起用されるかもしれない。そのほかにも多くの若手が呼ばれており、モウリーニョ監督としてはチーム力の底上げに期待している様子だ。