セミナーなどで、飲食店の成約事例について聞きたいという声が多いので、機密保持に問題ない範囲で書きます。

先日成約した案件ですが、譲渡対象事業は郊外にある25坪程度の小さな和風居酒屋1店舗でした。売り手社長は勉強家でかなりのやり手の2代目女社長。経営が傾いていた事業を先代より譲り受け、収益性のある事業に再生させて順調に経営されていたのですが、この度はご本人のご結婚で地方への引っ越しが決まった為のご売却でした。

売り手社長からのアプローチは、私のブログや弊社HPを見て頂いていた様で、まずは無料の事業査定をしてみたいというご依頼でした。

売上高6,000万、社長の役員報酬800万、決算上の営業利益150万、税金対策などを考慮した実質の営業利益1,000万と財務内容も好調です。事業譲渡の場合のバリュエーション(売買価格査定)は、原則、有形固定資産の簿価残+営業利益の3年分で計算するのですが、査定での売買価格は3,500万円でした。査定後すぐに、オーナー様からは売却をお願いしたいというご依頼を頂き、動きだしました。もちろんこの時点では、従業員さんには内緒で動きます。経営意向がしっかりと決まるまでは不安を与えてしまったり、変な噂がたち退職してしまうというリスクもあるからです。契約が終わり、お金がちゃんと振り込まれるまで、M&Aは最後の最期までどうなるかわかりません。

まずは、弊社にご登録頂いている上場企業様、飲食店経営で有名な企業様を中心にご紹介させて頂いたのですが、財務内容も素晴らしくて非常に良い案件なのだが、ターゲットとしている出店エリアではない為、すぐに買収は難しいとのお返事が多く、もし他で決まらない様なら再度検討するので、とりあえずはペンディングでまた様子を教えて欲しいという声も頂きました。


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