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競争戦略として疑問なホンダ・インサイトが伸び悩み

デビュー当時は話題となり、4月には新車販売ランキングのトップに躍り出たHONDAインサイトですが、その後はどうなったでしょうか。今年に入ってからのプリウスとインサイトの新車販売台数をグラフにしてみました。
インサイトは、その後は4月の10,481台を超えることがなく、10月は7,047台となりましたが、傾向としては横ばいです。一方のプリウスは、5月以降は連続して販売キングのトップを保ち、しかも販売台数が伸びてきています。

販売台数
新車乗用車販売台数ランキング

プリウスが伸び続け、インサイトが伸びない原因はどこにあるのでしょうか。もちろん、価格とスペック、つまりサイズや排気量、ハイブリッド方式の違いなどによるところもあるでしょうが、ホンダがとった競争戦略のミスではないかということです。特にプリウスにデザインをあまりにも似せてしまった、つまりプリウスを追従する戦略をとってしまったことへの疑問を発売当初にこのブログで書かせてもらいました。
インサイト人気はいつまで続く?

その際に指摘させてもらったのは、シビックのハイブリッドが売れなかった原因を取り違え、インサイトを考えたのではないかということです。シビックにハイブリッドの車種があることすらご存じないかたが多いかも知れませんが、ガソリン車と同じデザイン、同じブランドで出してしまったのはあきらかに間違いでした。
おそらくハイブリッドカーのシンボルともなったプリウスデザインとあまりにも違ったから売れなかったと考えたのではないかということでした。

ホンダにもハイブリッドで頑張って欲しいとところですが、ホンダはやはりトヨタよりはより個性的で、洗練されていなければなりません。そうでないとホンダというブランドの存在意義はなく、トヨタに追従する戦略が通じません。もっと小型車種を投入するとか、それよりはファミリーを対象としたミニバンやワゴンタイプで新車を投入するとか、まだまだ独自性のある展開の余地は残っているはずです。

自動車といえば、トヨタが中国での開発、生産拠点を拡充する計画ですが、中国市場はフォルクスワーゲンに出遅れてしまった感があります。まだ巻き返しは可能でしょうが、この出遅れが、トヨタとワーゲンの業績の明暗をわけてしまっているようです。出遅れたのは、中国経済ってオリンピックの後にもバブルが弾け、破綻すると煽った人たちが多かったことの影響もあったのでしょうか。そう煽ってミスリードした人たちは今なにをおっしゃっているのか気になるところです。
トヨタ、中国に研究開発拠点 10年にも

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[ICON]大西 宏のマーケティング・エッセンス

大西 宏のマーケティング・エッセンス

大西宏

コア・コンセプト研究所代表取締役、ビジネスラボ代表取締役。

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