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また米国地方紙が廃刊、百紙が同じ運命に

いつもの「Japan blogs Net」巡回で「メディア・パブ」が《「新聞の時代が終わった」と言い残し,East Valley Tribune紙が大晦日に廃刊へ》と伝えているのを見ました。1891年創刊の老舗紙です。「“End Of An Era” ひとつの時代が終わった・・・」を掲げた紙面イメージ付きです。ネットに浸食されてと、世界不況のダブルパンチで、また米国地方紙がひとつ消えます。


 ストレートニュースとしては4日前に廃刊決定が流れたようです。JACQUES BILLEAUD (AP)署名による「East Valley Tribune in Mesa, Ariz. to close」によると、1997年の最盛期に部数94,500部、今年、ピューリツァー賞(ローカルニュース部門)を受けたばかりだといいます。昨年終わりに4割の人員カットをし、140人の従業員で再生を目指していました。親会社自身が連邦破産法11条で再建途上であり、新たな買い手を見つけようとして果たせなかったのでした。この記事は「米国全土で百紙ほどがいつまで紙の新聞を続けられるか、日を数えている状況だ。ウェブに移行してしまう新聞もあれば、Denver's Rocky Mountain Newsなどのように完全廃刊もある」とも伝えています。East Valley Tribuneも残る140人を解雇しての廃刊です。

 同紙自身による「East Valley Tribune to shut down Dec. 31」は年代記まで付け、関係者の惜しむ声を含めた、かなり長い記事になっています。その中でアリゾナ州立大ジャーナリズム学部のStephen Doig教授は「新聞の廃刊や大幅縮小を目にするたびに、喜ぶのは監視されることが無くなる詐欺師や無法者ばかりだと思う」「ジャーナリズムは生き残るが別の形になるだろう。たくさんの実験が行われ、多くは失敗し、いくつかが成功しよう。10年後にはニュースを生み出す光景は、今と全く違っていよう」と述べています。

 米国が違う光景になって、日本だけが今と同じはずがありません。それにしても、米国の地方ではローカルニュースの書き手が存在しなくなる地域が広がっていくことになります。市民社会にとってこれは想定外の事態です。

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Blog vs. Media 時評

団藤保晴

新聞記者、ネット・ジャーナリスト。

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