あなたのコンデジが18mmに! ワイコンで超広角生活を遊ぶ
2009年11月05日00時50分 / 提供:エディチョイ2.0

『MRW-05M』
コンデジは広角がトレンド。28mmはもちろん24mmも登場。俺はどうせ35mmだよ。と悲観する前に、そのレンズを18mmに変身させる方法があった!
その方法とはワイドコンバージョンレンズ、略してワイコンを使うのだ。いや、私のコンデジはオプションでワイコンないよ、と諦めるのはまだ早い。カメラとレンズを近づけるだけで、装着できるマグネットマウントを採用したコンデジ専用のワイコンがトダ精光から発売されているのだ。では、専用のワイコンがオプションで用意されているラッキーなモデルを使っている場合はどうするか。とりあえずワイコン用のレンズアダプターだけ、ゲットしていただきたい。口径は52、55、58mmあたりだろうか。もし違っていたら「デジカメ時代だからこそ、フィルターを使ってみよう!」で紹介したステップアップリングを使って、口径を変換しよう。これで準備完了だ。
それでは早速、愛機のライカ『D-LUX4』にワイコンを装着してみよう。ライカ社はワイコンやテレコンを純正で発売していないので、私の場合は他社のワイコンを使わざるを得ない。もっとも簡単に付くのはパナソニック『DMW-LW46』である。口径46mmなのでリング不要で、24mmが18mmの超広角に変身する。倍率0.75倍と無理なく画面の四隅が黒くなるケラレと呼ばれる現象も皆無。実勢価格は約1万9500円とかなり高級品である。
次はニコン『COOLPIX 5000』用のワイコンで『WC-E68』。口径は46mmとこれまたリング不要で0.68倍になるため、16mmとさらに超広角となる。右下がわずかにケラれるが、気にするなというレベル。気になるなら若干ズームして使えばいい。当時の価格は2万2000円とこれまた高級品だ。フードはニコン製だが純正ではない。
さて、最後に控えたのが、トダ精光『MRW-05M』である。定価1万1900円、実勢価格約9500円と1万円を切ってゲットできるのが嬉しい。さらにビデオカメラのAFに対応するため本体を軽量化している。また、本体が二分割でき、手前のみを残すとクローズアップレンズとしても使える二刀流なのだ。口径は52mmなのでステップアップリングを使って装着している。倍率は驚異の0.5倍なので『D-LUX4』では12mmと驚異の超広角レンズだ。ニコンのデジイチでも14mmまでしかないのに……。これに匹敵するのはシグマ『12-24mmF4.5-5.6 EX DC』で定価7万9500円もするのだ。さすがに12mmにすると四隅がケラれるので若干ズームする必要がある。
これがマクロレンズ使用時だ。本機はマクロ1cmまで撮れるため必要のないレンズだが、ズームのマクロ機能に不満がある場合は、有り難い機能だ。ただしマクロでピントの合う範囲はかなり狭い。
これがステップアップリングを付けた状態のレンズアダプター。実は46mmから52mmになるレンズアダプターも存在する。それは次の機会にご紹介しよう。
3種類のワイコンを並べてみるとサイズも重さもほぼ同じ。『MRW-05M』が最も低価格だが、レンズ銅鏡部分はアルミで作られ仕上げも美しい。個人的にはシルバーバージョンも作って欲しかった。
では、3種類のワイコンを持って散歩に出掛けてみよう。途中でY字型の道に出会った。これを24mmで撮影してみると建物を入れると道がほとんど見えない。

パナソニック『DMW-LW46』を装着。左右の道が見えてきた。高解像度で色収差もなく極めて優等生的なワイコンである。

ニコン『WC-E68』も高級品だけあって、なかなか優秀だ。正面の建物の角が見えてきて、この道はV字型なのかと思わせてくれる。右下がケラれていることが分かる。周辺で若干の色収差が見られる。

トダ精光『MRW-05M』に交換すると遂に左の道の全貌が明らかになった。四隅がケラられているが、ギリギリまで像が流れたりせず解像度もニコンと同程度だ。周辺に若干色収差が見られる。全部のコンデジがケラれる訳でなく、トダ精光によればライカレンズは前玉が大きい設計のため、どうしてもケラれるがキヤノンなら大丈夫とのことだ。

ケラれた場合は、四隅をそのままトリミングすれば問題ない。もし画像加工ソフトを持って入れるなら、レンズ補正機能があるかどうか確認してみよう。Adobe『PhotoshopCS 4』であればレンズの歪み補正機能を使って、このように補正後、四隅の画像を自動的に補完させた。さらに色収差も補正してから、使えない部分はトリミングして完成したのがコレだ。ニコンより広角で歪みも少ない。左の道が全部写っている点に注目して欲しい。


ちなみにこれがこの道の全貌だ。フィッシュアイアダプターを使用。これも楽しい。今度はフィッシュアイ特集もやるぞ〜

ワイコンを付けても接写能力は変わらないので、背景を入れつつ主題をマクロで撮るなんてこともできる。

『D-LUX4』の場合16:9のアスペクト比が使えるので、さらに超ワイドで奥行き感のある写真が撮れる。実売アンダー1万円でゲットできるワイドコンバージョンレンズは、レンズ交換のできないコンデジの救世主と呼ぶに相応しい存在だった。

トダ精光『MRW-05M』

【SPEC】
●幅52mm×高さ36.5mm。装着方式=スクリューマウント。倍率=広角0.5倍/マクロレンズ。付属品=レンズキャップ×2。専用ポーチ。
■トダ精光のホームページ
http://www.toda-seikoh.jp/
■『MRW-05M』の製品ページ
http://www.toda-seikoh.jp/products_screw_mount.html
川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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