経済産業省は、「平成20年度我が国のIT利活用に関する調査研究(電子商取引に関する市場調査)」を実施し、我が国の電子商取引市場の実態をとりまとめた。

経済産業省は、「平成20年度我が国のIT利活用に関する調査研究(電子商取引に関する市場調査)」を実施し、我が国の電子商取引市場の実態をとりまとめた。

平成20年1月から平成20年12月までの電子商取引市場を調査した調査結果をみてみよう。


企業間電子商取引

企業間電子商取引(BtoB EC)の市場規模は158兆8,600億円。前年比では1.7%減となっているが、すべての商取引におけるECの割合を示すEC化率では13.5%と、前年比0.2ポイント増となっている。



ポイント EC市場の規模は縮退しているが、全取引におけるEC化率が増加しているということは、非EC取引の落ち込みと比べるとEC取引の落ち率は低いことを意味する。

BtoB EC市場を業種別にみてみると、対前年比で伸びている業種は次のとおり。



前年比マイナスとなっている業種は次のとおり。



ポイント 業種ごとのEC化率と伸びとに大きな相関関係はみられない。EC市場の対前年比の動きは、市場全体の動きの影響のほうが強いと思われる。

ここで示した数値はインターネットを利用した取引を示す狭義BtoB EC市場だが、それに加えて専用線やEDIなどのインターネット技術以外を利用した「広義BtoB EC市場規模」でみると、市場規模は249兆5,890億円(対前年比98.5%)、広義EC化率は21.2%(前年より0.4ポイント増加)となっている。

消費者向け電子商取引

消費者向け電子商取引(BtoC EC)の市場規模は、6兆890億円。こちらは前年比13.9%増で、EC化率も前年比0.27ポイント増の1.79%となっている。



BtoC ECの市場規模を業種ごとに見てみると、次のようになっている。



ポイント


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