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菊池雄星投手が成長するには【野球】

2009年11月02日17時27分 / 提供:ツカサネット新聞

ツカサネット新聞

 前代未聞となった菊池雄星投手の争奪戦。どの日本の代表も「日本球界に残って欲しい」とお願いモードである。これに違和感を感じた読者諸兄も少なくないのではないだろうか。高校生でメジャーへ挑戦する選手も少しずつ増えてはいるが、ほとんどは1Aから下積みを続けて上がっていくのが通常である。日本人だからといって特別視するわけではなく、実力がすべて、それがメジャーの掟である。
 
 したがって、たとえ菊池雄星選手がメジャーに行ったとしても、よくて3Aからスタート。そこで結果を出せなければ、メジャーデビューなど夢のまた夢なのである。無論、年俸も極めて少なく、よほどの自助努力をしなければ技術の進歩もままならない。それがメジャーというものだから、それを十分に理解したうえで進路は考える必要があろう。
 
 日本に残ったほうが君のため、それが筆者が掛ける言葉。メジャーで成功している投手のほとんどは、日本での投球術に磨きを掛けた結果成功している選手ばかりで、それを学ばずに渡米しても決して成功することなどありえない。少なくとも5年から8年、日本球界で結果を残してこそ、メジャーで成功する下地ができたといえるのである。また、メジャーの下部組織ではコーチなどいていないも同然。すべては自分で勉強しなければならないのに対して、日本では手取り足取り、球団が持つすべてのノウハウをつぎ込んでくれる。これは極めて幸せなことであろう。
 
 実際、メジャー歴の少ない選手が日本の球団に移籍してから成功し始めるケースも少なくない。阪神タイガースのアッチソンもメジャーへの昇格に苦労した上、それほど投げることもなく来日したが、今では阪神タイガースのセットアッパーとして欠かせない存在となっている。
 日本球界に順応する潜在能力があったこともあるが、コーチなどから十分な投球術のレクチャーがあったはずで、それを身につけたからこその活躍である。
 WBCで日本が再び世界一になったことにもあるように、日本の決め細やかな投球術こそが今、世界のトレンドだということである。今ならメジャーへ戻ってもかなりの活躍ができると思われる。
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(記者:typedef)


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