人材紹介のログアス(東京都千代田区、中田久道社長)は、C言語とJavaの開発スキルの診断や分析・評価ができる「スキルセンサシステム」の販売を開始した。


スキルセンサシステム
 同社は、センサ分野のリーディングカンパニーであるキーエンスグループの人材紹介会社で、IT系・エンジニア分野の採用支援を強みとする。

 同システムは、「よりシンプルなプログラム構造を、より早く作り上げる能力」を、実務的な品質・生産性能力のベースとして重視している。そのため、知識や経験を「採点する」のではなく、実際のプログラミング過程を「計測する」というアプローチを取り、可視化・定量化機能を提供する。

 解答者のプログラミング過程を同社が独自に開発した、再生観察アプリケーション「Replay」で観察することにより、解答者のプログラミング傾向に対し、詳細な分析と定性的な評価を行うことができる。

 「再生観察モード」では、解答者が実際にプログラミングしたキータイピングや、ビルドタイミングなどを動画で観察できる。実際のプログラミング内容が正確に把握できるため、開発スキルの評価もより正確に行うことができるようになる。

 「分析モード」では、解答者の最終ソースコードの複雑さを視覚的に示すためのフローチャートを自動生成したり、「良く似たコード」が全体の何%ぐらいあるかを表示する。そのほかにも、ビルドタイミングの計測や作業時間の比較など、多数の分析機能が搭載されている。

 キーエンス出身の中田同社社長は、「キーエンスでも人材採用において、スキルの見極めには大変苦労をしてきました。同じような悩みを持つ企業の声は多く、培ってきたノウハウを活かして開発した診断システムはお役に立てるはずです」と力を込める。

 同システムの活用について、「キャリア採用の際には、プログラマのスキル診断結果を判断材料に加えることにより、採用精度がアップします。既存社員の診断データを取得しておけば、候補者と社員との相対比較を行うことが可能になり、候補者のレベル把握が容易になります。また、社内でプログラマの能力開発にも活用いただけます。優れたプログラマのプログラミング傾向が分析によって明らかになりますので、それを他の社員が学ぶことで全体の品質、生産性の向上につながります」(中田氏)

 同社では、業務委託先のスキル診断や人材派遣会社によるスタッフ向けの実施など、さらなる利用範囲の拡大も検討している。

株式会社ログアス
スキルセンサ

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