インテルは1日、セリエA第11節でリヴォルノとの一戦を迎える。この試合ではDFクリスティアン・キヴが出場停止だが、本来なら代役を務めるはずのDFダヴィデ・サントンが招集メンバーから外れた。ジョゼ・モウリーニョ監督は「指揮官のチョイスだ」と、多くを説明していない。

モウリーニョ監督は、木曜に行われたパレルモ戦の後でサントンに電話をしたと報じられたことが気に入らなかったようだ(『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も、同監督とチームメートたちが、サントンを励ますために電話をしたと伝えている)。同監督は次のように続ける。

「サントンはこれまですべての試合に招集されてきた。これが初めての欠場だ。今の彼は穏やかな時期を過ごせていない。たとえば今日(31日)、各新聞の一面には彼に関するウソが報じられた(ただし『ガゼッタ』は、サントンの木曜夜の出来事について再確認しておく)。私は試合後の夜にサントンへ電話したことなどない。昨日の練習で、スタッフたちと一緒に1時間ほど話した。こういうことが、若い彼の助けにならないのは当然だ。(マリオ・)バロテッリとサントンは性格が違う。私と彼らがお互いにどう影響していくか、そのやり方が違うのも普通のことだよ。だが、サントンについてもバロテッリの話が繰り返される。メディアは常に彼について話したいようだ」

いずれにしても、そのバロテッリもリヴォルノ戦の招集メンバーから外れている。依然としてインフルエンザを患っているからだ。モウリーニョ監督は同選手の状態について、こう話している。

「ずっとほかの人たちからは隔離されている。一人で食べ、一人で移動しているんだ。インフルエンザの小さな兆候を見せている選手から、チームを守るためにね。感染を避けるには、運も必要だよ。とにかく、バロテッリは具合が悪いから、リヴォルノへの遠征にはついて来ない」

また、リヴォルノ戦について、モウリーニョ監督は大きくチームをいじることはないとも語った。

「大幅なターンオーバーは行わない。リヴォルノ戦のことを考えているからだ。あっても4人を代えるだけだね。今のインテルは昨年に比べて、より攻撃的なんだ。我々はメンタリティーを変えた。エトーの足は万全な状態ではないけど、多くの選手が小さな問題を抱えたままシーズン全体を戦っているんだよ。とにかく、彼は明日もキエフでも出られる状態にある。(リヴォルノのセルセ・)コズミ監督には敬意を払っているが、私にとっては魔法使いのようなものだ。加入したクラブですぐに2勝を手に入れた。ディフェンスをしっかり固めることで、ゴールチャンスを待っているだろう」