インテルFWマリオ・バロテッリがイタリア『コッリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューで、人種差別問題などについて言及している。イタリアではスタジアムへ行き、試合を見て楽しむのではなく、人種差別的なブーイングをする者が多い。バロテッリはこのことについて、次のように語った。

「オレじゃなくて、彼らの問題だよ。ただ、良い気分ではない。一部のリアクションは仕方ないよ。半年前のローマ戦でもそうだったようにね。叫んでいるヤツらより、オレの方が問題だとされたのは残念だったな。人種差別的な野次よりも、オレの反応を批判したんだよ」

また、バロテッリはチームメートやマッシモ・モラッティ会長について、このようにコメントしている。

「チームメートたちにはとても満足している。ただ、もっと落ち着いていられるようにしたいね。プリマヴェーラ(ユースチーム)時代のような無頓着さがなくなったんだ」

「モラッティ会長? 彼のような会長がいて満足だよ。すべてのチームに彼のような人物がいるとは思わない。とても注意しながらオレのことを見てくれているし、木曜のパレルモ戦の後も電話をくれた。調子を聞くためにね」

「サッカー界の内側にいる人間として、どう思うか?たくさんのチャンスが詰まっている世界だ。だが、自分のことを考えてもらえるのは、役に立つ間だけだ。オレの兄弟は、どこだってそうだと言っていたよ…」