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野村の息子カツノリが巨人入りにみんな絶句

2009年11月01日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

ゲンダイネット

 新聞を読んで、ウソだろ!? と目をむいた巨人ファンも多いんじゃないか。オヤジと一緒にチームを退団することになった、楽天の野村カツノリ一軍バッテリーコーチ(36)の巨人入りが決まったのだ。

 用意されたポストは、二軍バッテリー担当。来年で31歳になる阿部に代わる正捕手候補の育成を託される。スポーツマスコミは「野村ID野球の継承者」「理論に定評」と持ち上げているが、球界で聞くカツノリ評は「礼儀正しい好人物」ということくらいである。

 某球界OBが言う。

「楽天で嶋や中谷を育てた、と書いてある新聞もあったけど、嶋や中谷は試合中にヒマさえあれば野村監督から立たされ、説教されていた。頭が悪い、配球に意図がないとケチョンケチョンに言われていたクチで、要するにそれはカツノリの指導力にはね返ってくる話でもある。熱心さや人間性だけでは、指導者は務まらない。ましてや二軍で若手育成を任されるのなら、きちんとした理論は絶対に必要だ」

 楽天では、エースの岩隈と試合中のベンチでつかみ合いの“ケンカ”を演じたこともあった。早い回でKOされた岩隈がロッカールームに下がったまま戻ってこず、これをカツノリ氏がとがめたことでもみ合いに発展。岩隈が携帯電話をイジっていたことがカツノリ氏の怒りに拍車をかけた。エースであろうと、誰であろうと、選手に正面から文句を言える、遠慮なくしかれるコーチは貴重な存在ではあろう。一方で、岩隈が反抗したのは、「親父の権威を笠に着やがって」という不満が選手に鬱積(うっせき)していたからでもある。

●ついて回る親の七光

 指導力と現役時代の実績は関係ない。しかし、通算の成績が打率.185、4本塁打、17打点でしかないカツノリ氏が、8年間もプロ生活を送れたのは、野村克也という親父の後ろ盾とコネがあったからこそ。選手にはそう見られる。若手が素直に聞く耳を持つのか。

 コーチ就任が発表されたこの日(28日)、カツノリ氏は巨人広報を通じて、「信頼される捕手とはどんな捕手か。それを選手たちに学んでもらい、一軍で活躍できる選手を、ひとりでも多く育てたい」とコメント。04年に1年間だけ在籍した巨人時代に知己を得た球団幹部に引き上げられての入閣だが、齢(よわい)36にしての親離れを見る周囲の目は厳しい。

(日刊ゲンダイ2009年10月29日掲載)


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