さっそく『ニンテンドーDSi LL』が「ill(病気)」と言われはじめた

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以前、インターネットニュースサイト・ガジェット通信は『なぜ ニンテンドーDSi LL なんて名前に!? 欧米では「病気」という意味』という記事をお伝えした。その内容は、任天堂が2009年11月21日に発売する『ニンテンドーDSi』のマイナーチェンジ版『ニンテンドーDSi LL』の名称が、読み方によってはネガティブな意味になるというものだった。

『ニンテンドーDSi LL』から「i LL」の部分を抜き出し「ill(イル)」として読むと、欧米では「病気で〜」、「不快で〜」、「吐き気がする」、「気分が悪い」、「傷ついた」などのネガティブな意味を持つ言葉になるのである。ガジェット通信ではこのことに対し、「揶揄(やゆ)やネガティブな意味のスラングとして使われるのでは? もう少し名称を考えられなかったものか」とお伝えしたのである。企業は商品の名称を決定するとき、徹底してネガティブな意味を持たないか検討して名称を決定することが当然だからだ。

それらの揶揄(やゆ)やネガティブなスラングは、少なくとも『ニンテンドーDSi LL』の発売後からポツポツと出てくるのではないかと予想していたのだが、なんと発売日前から『ニンテンドーDSi LL』の「DSi LL」の部分を「DS ill」と呼び始める人たちが続出。さっそくスラングとして広まりつつあることが判明した。

特にコミュニケーションサイト『Twitter』(ツイッター)ではかなり多くの人たちが『ニンテンドーDS ill』や『Nintendo DS ill』として本体の名称を皮肉っており、「Oh no… the DS ill is here to make us all more sick of nintendo…」とコメントする外国人もいるほど。欧米だけでなく日本でも多数の人たちが「ill」と揶揄しているようだ。

『ニンテンドーDSi LL』は従来の『ニンテンドーDS』シリーズとは異質な本体となっている。モニターサイズが4インチ以上に巨大化しており、タッチペンも大型のものとなっている。従来の携帯型ゲーム機の「より小型化へ」という考えとは逆行する本体となっているのだ。もちろん本体も巨大化されており、それゆえ購入者を選ぶ本体になるといわれている。

発売前なので無責任なことはいえないものの、従来のゲームユーザーから敬遠される本体にもなりえるため、揶揄やスラングで皮肉を言われる可能性もあるのは確かだ。はたして『ニンテンドーDSi LL』はそのような不安要素をぬぐえるほど良い本体となっているのか? 任天堂が満を持して出す『ニンテンドーDSi LL』が、ゲーム業界を活性化させる起爆剤になることを期待したい。

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