在英ジャーナリスト。オンライン「ベリタ」、新聞業界紙、在英邦字紙「英国ニュースダイジェスト」「月刊グローバル経営」、朝日新聞「ジャーナリズム」、「月刊GALAC」などに連載。
サマンサ・キャメロンさんの魅力とは 「英国ニュースダイジェスト」より
2009年10月31日04時41分 / 提供:小林恭子の英国メディア・ウオッチ
野党保守党党首デービッド・キャメロン夫人のサマンサさんに注目が集まっている。今月上旬開催された保守党党大会では、著名小売店の水玉のワンピース姿を披露。名門家庭の出身でリッチなサマンサさんが庶民が買える値段の洋服を選んだことで、国民に親しみやすい印象を与えることに成功した。次の総選挙で保守党政権が成立すれば、サマンサさんは首相夫人となる。一体どんな人物なのだろう?「英国ニュースダイジェスト」(10月29日号)に掲載された原稿に、一部補足したのが以下である。
来年、首相夫人になるかも?
ーサマンサ・キャメロンさんの魅力
―サマンサ・キャメロンさん(38歳)のこれまで
1971年4月18日:サマンサ・グウェンドリン・シェフィールドとしてロンドンで生まれる。ノース・リンカンシャー州の大邸宅で育つ。ウィルトシャー州の名門私立校マルボロ・カレッジで学ぶ。芸術専攻の学生時代、イタリアでの休暇中、デービッド・キャメロン氏と出会う。1996年、キャメロン氏と結婚。
2001年、夫が保守党議員に当選し、05年保守党党首に。子供を3人(男児2人、女児1人)を出産するが、障害を持って生まれた長男イバン・レジナルド君が今年2月、死亡。高級文具「スマイソン」社のクリエイティブ・ディレクター、高級インテリアグッズの店Okaの共同経営者でもある。夫と一緒の写真を撮られることは多いが、メディアを通じて発言することはほとんどない。カジュアルかつ清楚なファッションで夫のイメージ・アップに貢献。通称「サム」。
―その家柄は
サマンサさんは両親(父レジナルド・シェフィールドさん、母アナベル・ジョーンズ・シェフィールドさん)の長女。名門私立校イートン出身の父は子爵で、リンカーンシャー州の土地所有者。約1キロ平方に広がる邸宅「ノーマンビー・ホール」は16世紀からシェフィールド家が所有してきた。先祖の1人はヘンリー8世(1509−1547年)の時代の下院議長だった。両親は結婚から5年後離婚した。母はウイリアム・アスター氏(アスター準男爵、メージャー政権で大臣職に就任)と再婚し、アスター準男爵夫人となった。母は高級インテリアグッズの店Okaを娘と共同経営している。
―一方、サラ・ブラウン(ブラウン首相夫人)さんは
1963年、バッキンガムシャー生まれの45歳。父は出版勤務で母は教員だった。ブリストル大学で心理学を学び、友人とPRコンサルティング会社を立ち上げる。2000年、ゴードン・ブラウン氏(現首相)と結婚。生後10日目で亡くなった1女と2人の息子を出産している。07年、夫が首相に就任する。それまではあまり表舞台に出なかったが、08年の労働党党大会では舞台上で夫の素晴らしさを賞賛。ブラウン首相の明るいイメージ作りに大きな貢献をした。今年の党大会では夫を「私のヒーロー」と呼んだ。ツイッターでは英国で最大数となる約77万人のフォロワーを持つ。いつの間にか首相よりも人気が高くなった。
―他の政治家のパートナーたち
*ミッシェル・オバマ米大統領夫人
元弁護士。ファースト・レディーとして夫の外遊に随伴したり、学校を慰問するなど、公的行事にかかわることも多い。米「ピープル」雑誌の2008年ベストドレッサー賞受賞。訪英の際には女王の背中に手をやり、英国では物議をかもしたが、でしゃばらず、かつ影に隠れることもなく、その評価は今のところ上々だ。
*カーラ・ブルーニ仏大統領夫人
モデル、歌手、実業家。愛くるしい顔にスレンダーな肢体で世界のファッション・アイコンに。今月上旬、自分のチャリティー活動などを紹介するために開設したウェブサイトへの訪問者があまりにも多く、クラッシュする羽目に。夫のサルコジ大統領へのダイエットのアドバイスやジョギングのトレーニングが厳しすぎるという意見も。
*シェリー・ブレア元首相夫人
弁護士というキャリアを持ちながら、チャリティー支援、首相の妻として公務など、忙しい毎日を送ったシェリー夫人。1997年の政権取得の翌日、寝起き姿でロンドンの自宅のドアを開け、これがメディアを通じて世界中に報道された。「でしゃばり」「一言多い」「ファッションセンスが最悪」などさまざまな悪評が出た。「こんな妻を持ってブレア首相はかわいそう」感を引き起こしたという意味では、妻として成功?
*故デニス・サッチャー氏(サッチャー元首相の夫)
英国初の女性首相となる妻マーガレットを影で支え続けたのが夫の実業家デニス氏。妻が弁護士資格を得るまでの勉学を金銭的に支援したほか、生涯を通じて政治家としての妻をサポート。「ゴルフとジンの好きな愚か者」という役を世間的には演じた。サッチャー夫人は「首相としての11年間はデニスが側にいなかったら実現できなかった」と自伝で書いた。1991年、準男爵に。2003年死亡。政治家のパートナーのかがみと目される。
***
10月8日、英野党保守党大会で、デービッド・キャメロン党首がスピーチを行った。この時、観客席には、熱心にスピーチに耳を傾る妻のサマンサさんがいた。水玉の半そでワンピースにグレーのパンプス姿で、ワンピース(65ポンド、約9600円)は小売店マークス&スペンサー(M&S)のもので、靴は若い女性に人気のZaraのセール品の組み合わせだった。別の日にはジーンズに手ごろな価格帯のブランド、ユニクロのグレーのセーターを着ていた。
名門家庭の出身である上に高級文具ブランド「スマイソン」(関連キード参照)で働くサマンサさんがリッチであろうことは衆目の一致するところだが、手ごろな価格のワンピースやセール品、カジュアル・ルックを装うことで、サマンサさんは、自分がそして夫が党首となっている保守党がテレビを見ている中流階級が抱える諸問題を共有できますよ、というメッセージを伝えていた。友人たちによれば、普段のサマンサさんはトータルで1000ポンド相当の洋服を着るそうで、党大会での格好は十分に吟味・計算して選択されたものだった。
この10日ほど前に開催された労働党の党大会で、夫のブラウン首相のスピーチの前に壇上に上ったのは妻のサラ・ブラウンさん。私生活では手がかかるるが、いつでも国民のことを考えている夫は「私のヒーロー」とほめあげた。一方のサマンサさんは、スピーチ終了後、舞台に上り、夫とキスを交わしたが、一言も発言しないままに壇上から降りた。その代わり服装でさりげなく夫と保守党を支援していたのだった。
複数の世論調査を見ると、保守党は労働党を20ポイント近く引き離しており、来年6月頃までに行われる総選挙で、保守党が勝利する可能性は高いと見られている。次期首相夫人と目される「控えめ」サマンサさんは、一体どんな人物なのだろう?
サマンサさんは現在38歳。子爵の父を持ち、大邸宅で育った。13年前にキャメロン氏と結婚し、3人の子供を生み(一人は今年2月死亡)、スマイソンのクリエイティブ・ディレクターとして働く。趣味の1つはヨガだそうだ。夫は「もっとも信頼できる人物」と呼ぶ。
2000年、夫が保守党議員候補者選定の演説会で、最悪のスピーチを行った時、これをはっきりと本人に指摘したという。政治に関する関心は大で、現在保守党が強調する「近代的な保守主義」の柱の一つである、社会福祉に重点を置く政策はサマンサさんのインプットに大きくよるもの。同性愛者の権利、多文化主義、環境保全問題に夫の関心を向けさせたのもサマンサさんの功績による。学生時代は緑の党に投票し、交際相手が保守党員であることを知って、「当初は交際を断られた」(キャメロン氏談)ほどだった。
サマンサさんにとって痛恨の「事件」が2007年にあった。スマイソンのロス店舗開設を記念し、自宅で米雑誌の取材に応じたのだが、英メディアは「夫の立場を利用している」と批判した。サマンサさんは現在でもこの時の行動を「後悔している」と言われる。ますます、「政界と私生活を分けよう」と自分に誓ったという。
サマンサさんの生の声がメディアを通して伝わることは、現在殆どない。私生活は外に出さないのがサマンサ流のようだ。サンデータイムズ紙の記者によればサマンサさんは「驚くほど温かく、気さくで、リラックスしている人物」だ。
―政治家の妻の役割とは?
サルコジ仏大統領の妻で元スーパーモデルのカール・ブルーニさんやミッシェル・オバマ米大統領夫人など、近年、その国のトップの政治家のパートナーに注目が集まることが多くなった。
ブラウン首相の妻サラさんは長い間陰の存在だったが、昨年の労働党大会で夫のスピーチの紹介役として壇上に上がったところ、首相のイメージアップに一役買った。その後は著名人とコンサートに出かけたりチャリティー活動に力を入れたりと表に出るような活動に従事するようになり、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのツイッターでは国内最多のフォロワーを持つまでに至った。サラさんは首相よりも人気がある人物ともいえるまでになった。
しかし、サラさんは夫のように政治家として国民から選ばれた存在ではない。果たして政治家のパートナーはどこまで相手の政治活動に協力・介入するべきなのか?議論は始まったばかりである。今のところ沈黙を通すサマンサさんは、果たしてどんな「首相の妻」となるであろうか?
―関連キーワード
Smython of Bond Street: スマイソン・オブ・ボンドストリート。ロンドンに本拠地を置く、高級文具、皮製品、ファッション・ブランド。フランク・スマイソン氏が最初の店舗をニューボンド・ストリートにオープンしたのは1887年。現在は旧店舗の真向かいに本店を置く。顧客には古くはビクトリア女王、女優の故グレース・ケリー、歌手マドンナなど著名人も多い。同社の手帳やノートには、創業者が発明した羽のように軽い紙が使われている。独特の薄い青色は「ボンド・ブルー」と呼ばれ、スマイソンのイメージカラーにもなっている。伝統的なブランドであるとともに若者層からはクールなブランドとしても人気で、名家出身で30代の働く女性サマンサ・キャメロン野党保守党党首夫人のイメージとも重なる。
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来年、首相夫人になるかも?
ーサマンサ・キャメロンさんの魅力
―サマンサ・キャメロンさん(38歳)のこれまで
1971年4月18日:サマンサ・グウェンドリン・シェフィールドとしてロンドンで生まれる。ノース・リンカンシャー州の大邸宅で育つ。ウィルトシャー州の名門私立校マルボロ・カレッジで学ぶ。芸術専攻の学生時代、イタリアでの休暇中、デービッド・キャメロン氏と出会う。1996年、キャメロン氏と結婚。
2001年、夫が保守党議員に当選し、05年保守党党首に。子供を3人(男児2人、女児1人)を出産するが、障害を持って生まれた長男イバン・レジナルド君が今年2月、死亡。高級文具「スマイソン」社のクリエイティブ・ディレクター、高級インテリアグッズの店Okaの共同経営者でもある。夫と一緒の写真を撮られることは多いが、メディアを通じて発言することはほとんどない。カジュアルかつ清楚なファッションで夫のイメージ・アップに貢献。通称「サム」。
―その家柄は
サマンサさんは両親(父レジナルド・シェフィールドさん、母アナベル・ジョーンズ・シェフィールドさん)の長女。名門私立校イートン出身の父は子爵で、リンカーンシャー州の土地所有者。約1キロ平方に広がる邸宅「ノーマンビー・ホール」は16世紀からシェフィールド家が所有してきた。先祖の1人はヘンリー8世(1509−1547年)の時代の下院議長だった。両親は結婚から5年後離婚した。母はウイリアム・アスター氏(アスター準男爵、メージャー政権で大臣職に就任)と再婚し、アスター準男爵夫人となった。母は高級インテリアグッズの店Okaを娘と共同経営している。
―一方、サラ・ブラウン(ブラウン首相夫人)さんは
1963年、バッキンガムシャー生まれの45歳。父は出版勤務で母は教員だった。ブリストル大学で心理学を学び、友人とPRコンサルティング会社を立ち上げる。2000年、ゴードン・ブラウン氏(現首相)と結婚。生後10日目で亡くなった1女と2人の息子を出産している。07年、夫が首相に就任する。それまではあまり表舞台に出なかったが、08年の労働党党大会では舞台上で夫の素晴らしさを賞賛。ブラウン首相の明るいイメージ作りに大きな貢献をした。今年の党大会では夫を「私のヒーロー」と呼んだ。ツイッターでは英国で最大数となる約77万人のフォロワーを持つ。いつの間にか首相よりも人気が高くなった。
―他の政治家のパートナーたち
*ミッシェル・オバマ米大統領夫人
元弁護士。ファースト・レディーとして夫の外遊に随伴したり、学校を慰問するなど、公的行事にかかわることも多い。米「ピープル」雑誌の2008年ベストドレッサー賞受賞。訪英の際には女王の背中に手をやり、英国では物議をかもしたが、でしゃばらず、かつ影に隠れることもなく、その評価は今のところ上々だ。
*カーラ・ブルーニ仏大統領夫人
モデル、歌手、実業家。愛くるしい顔にスレンダーな肢体で世界のファッション・アイコンに。今月上旬、自分のチャリティー活動などを紹介するために開設したウェブサイトへの訪問者があまりにも多く、クラッシュする羽目に。夫のサルコジ大統領へのダイエットのアドバイスやジョギングのトレーニングが厳しすぎるという意見も。
*シェリー・ブレア元首相夫人
弁護士というキャリアを持ちながら、チャリティー支援、首相の妻として公務など、忙しい毎日を送ったシェリー夫人。1997年の政権取得の翌日、寝起き姿でロンドンの自宅のドアを開け、これがメディアを通じて世界中に報道された。「でしゃばり」「一言多い」「ファッションセンスが最悪」などさまざまな悪評が出た。「こんな妻を持ってブレア首相はかわいそう」感を引き起こしたという意味では、妻として成功?
*故デニス・サッチャー氏(サッチャー元首相の夫)
英国初の女性首相となる妻マーガレットを影で支え続けたのが夫の実業家デニス氏。妻が弁護士資格を得るまでの勉学を金銭的に支援したほか、生涯を通じて政治家としての妻をサポート。「ゴルフとジンの好きな愚か者」という役を世間的には演じた。サッチャー夫人は「首相としての11年間はデニスが側にいなかったら実現できなかった」と自伝で書いた。1991年、準男爵に。2003年死亡。政治家のパートナーのかがみと目される。
***
10月8日、英野党保守党大会で、デービッド・キャメロン党首がスピーチを行った。この時、観客席には、熱心にスピーチに耳を傾る妻のサマンサさんがいた。水玉の半そでワンピースにグレーのパンプス姿で、ワンピース(65ポンド、約9600円)は小売店マークス&スペンサー(M&S)のもので、靴は若い女性に人気のZaraのセール品の組み合わせだった。別の日にはジーンズに手ごろな価格帯のブランド、ユニクロのグレーのセーターを着ていた。
名門家庭の出身である上に高級文具ブランド「スマイソン」(関連キード参照)で働くサマンサさんがリッチであろうことは衆目の一致するところだが、手ごろな価格のワンピースやセール品、カジュアル・ルックを装うことで、サマンサさんは、自分がそして夫が党首となっている保守党がテレビを見ている中流階級が抱える諸問題を共有できますよ、というメッセージを伝えていた。友人たちによれば、普段のサマンサさんはトータルで1000ポンド相当の洋服を着るそうで、党大会での格好は十分に吟味・計算して選択されたものだった。
この10日ほど前に開催された労働党の党大会で、夫のブラウン首相のスピーチの前に壇上に上ったのは妻のサラ・ブラウンさん。私生活では手がかかるるが、いつでも国民のことを考えている夫は「私のヒーロー」とほめあげた。一方のサマンサさんは、スピーチ終了後、舞台に上り、夫とキスを交わしたが、一言も発言しないままに壇上から降りた。その代わり服装でさりげなく夫と保守党を支援していたのだった。
複数の世論調査を見ると、保守党は労働党を20ポイント近く引き離しており、来年6月頃までに行われる総選挙で、保守党が勝利する可能性は高いと見られている。次期首相夫人と目される「控えめ」サマンサさんは、一体どんな人物なのだろう?
サマンサさんは現在38歳。子爵の父を持ち、大邸宅で育った。13年前にキャメロン氏と結婚し、3人の子供を生み(一人は今年2月死亡)、スマイソンのクリエイティブ・ディレクターとして働く。趣味の1つはヨガだそうだ。夫は「もっとも信頼できる人物」と呼ぶ。
2000年、夫が保守党議員候補者選定の演説会で、最悪のスピーチを行った時、これをはっきりと本人に指摘したという。政治に関する関心は大で、現在保守党が強調する「近代的な保守主義」の柱の一つである、社会福祉に重点を置く政策はサマンサさんのインプットに大きくよるもの。同性愛者の権利、多文化主義、環境保全問題に夫の関心を向けさせたのもサマンサさんの功績による。学生時代は緑の党に投票し、交際相手が保守党員であることを知って、「当初は交際を断られた」(キャメロン氏談)ほどだった。
サマンサさんにとって痛恨の「事件」が2007年にあった。スマイソンのロス店舗開設を記念し、自宅で米雑誌の取材に応じたのだが、英メディアは「夫の立場を利用している」と批判した。サマンサさんは現在でもこの時の行動を「後悔している」と言われる。ますます、「政界と私生活を分けよう」と自分に誓ったという。
サマンサさんの生の声がメディアを通して伝わることは、現在殆どない。私生活は外に出さないのがサマンサ流のようだ。サンデータイムズ紙の記者によればサマンサさんは「驚くほど温かく、気さくで、リラックスしている人物」だ。
―政治家の妻の役割とは?
サルコジ仏大統領の妻で元スーパーモデルのカール・ブルーニさんやミッシェル・オバマ米大統領夫人など、近年、その国のトップの政治家のパートナーに注目が集まることが多くなった。
ブラウン首相の妻サラさんは長い間陰の存在だったが、昨年の労働党大会で夫のスピーチの紹介役として壇上に上がったところ、首相のイメージアップに一役買った。その後は著名人とコンサートに出かけたりチャリティー活動に力を入れたりと表に出るような活動に従事するようになり、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのツイッターでは国内最多のフォロワーを持つまでに至った。サラさんは首相よりも人気がある人物ともいえるまでになった。
しかし、サラさんは夫のように政治家として国民から選ばれた存在ではない。果たして政治家のパートナーはどこまで相手の政治活動に協力・介入するべきなのか?議論は始まったばかりである。今のところ沈黙を通すサマンサさんは、果たしてどんな「首相の妻」となるであろうか?
―関連キーワード
Smython of Bond Street: スマイソン・オブ・ボンドストリート。ロンドンに本拠地を置く、高級文具、皮製品、ファッション・ブランド。フランク・スマイソン氏が最初の店舗をニューボンド・ストリートにオープンしたのは1887年。現在は旧店舗の真向かいに本店を置く。顧客には古くはビクトリア女王、女優の故グレース・ケリー、歌手マドンナなど著名人も多い。同社の手帳やノートには、創業者が発明した羽のように軽い紙が使われている。独特の薄い青色は「ボンド・ブルー」と呼ばれ、スマイソンのイメージカラーにもなっている。伝統的なブランドであるとともに若者層からはクールなブランドとしても人気で、名家出身で30代の働く女性サマンサ・キャメロン野党保守党党首夫人のイメージとも重なる。
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