リヨンを襲う“内転筋症候群” 原因は新スパイク? ピース杯?
2009年10月30日21時58分 / 提供:欧州通信
昨シーズン終盤に失速し、リーグ8連覇を逸したリヨン。今季はオフの補強に成功し、開幕から第8節までは6勝2引き分けと絶好のスタートを切った。チャンピオンズリーグ(CL)でも全勝と快進撃をつづけるが、ここへ来て国内のリーグ戦では2連敗。とくに前節のニース戦(24日)では1―4と惨敗するなど暗雲が漂いはじめた。
その大きな原因は故障者の続出にある。現在3人のセンターバックが戦列を離れており、そのほかに主力6人が故障を抱えている。奇妙なことに故障の部位はすべて内転筋だ。
たまりかねたオラス会長は、相次ぐ内転筋故障の原因究明に乗り出した。会長が今週はじめにM6局に語ったところでは、複数の可能性が浮上している。まずはこの夏にフィジカルトレーナーを交代したこと。前任のロベール・デュヴェルヌ氏は、フランス代表での職務と兼任だったが、今季から代表に専念することになった。7連覇を支えつづけた陰の功労者を失ったわけだ。
オラス会長は、それに関連して、筋肉トレーニングの重視や新しいスパイクの導入が影響している可能性についても言及した。
ただしスパイクに関しては、実際に使用している選手たちが一笑に付している。主将のゴヴはレキップ紙に「たしかに選手たちの間でスパイクのことは話題になるよ。でも冗談としてなんだ」と明かす。
ピュエル監督も「スパイクだけが原因でないのはたしかだ。あらゆることが影響している」と語り、とくに過密スケジュールの問題を指摘した。中でも隔年でプレシーズンに開催されるピースカップを槍玉にあげる。
韓国の財団が主催するこの大会にリヨンは第1回の2003年から毎回参加している。シーズン前の大事な時期に、2〜3日に1試合の強行ペースで行なわれるため、打診を受けたクラブの中には辞退するところも少なくないのが実状だ。つい先日もトゥラランが「この大会に出場する意義に疑問を感じる」と記者会見で語っている。
ゴヴは「CLの影響が大きい」と感じている。もちろんCL出場の意義に疑問があるわけはないが、むしろその意義の大きさゆえに「200%の力を使ってしまう。そのあとにはどうしても緩みが生じる。それを正当化するつもりはないが、大一番だけに意欲を注ぐようではいけない。国内のリーグ戦こそが我々を前進させるのだし、シーズン中いちばんの目標であることを忘れてはいけない」と語った。フランスでほぼ唯一のCL常連であるリヨンならではの悩みと言えそうだ。
ピュエル監督の考えも主将の言葉を裏付ける。「うちのチームには“ズル”をする選手がいない。みんな一生懸命に練習で汗を流す。ときには選手にブレーキをかけないといけないね」と過密日程の中で力を出し切る選手たちを管理するむずかしさを感じているようだ。ケガ人の多さも、つねに真剣勝負で臨む一流集団の宿命なのかも知れない。今後は、リーグ格下のサンテティエンヌ、CLのリバプール、リーグ優勝を争うマルセイユと、まったく背景の異なる3試合がつづく。戦力配分で指揮官の手腕が問われる10日間と言えよう。
その大きな原因は故障者の続出にある。現在3人のセンターバックが戦列を離れており、そのほかに主力6人が故障を抱えている。奇妙なことに故障の部位はすべて内転筋だ。
たまりかねたオラス会長は、相次ぐ内転筋故障の原因究明に乗り出した。会長が今週はじめにM6局に語ったところでは、複数の可能性が浮上している。まずはこの夏にフィジカルトレーナーを交代したこと。前任のロベール・デュヴェルヌ氏は、フランス代表での職務と兼任だったが、今季から代表に専念することになった。7連覇を支えつづけた陰の功労者を失ったわけだ。
オラス会長は、それに関連して、筋肉トレーニングの重視や新しいスパイクの導入が影響している可能性についても言及した。
ただしスパイクに関しては、実際に使用している選手たちが一笑に付している。主将のゴヴはレキップ紙に「たしかに選手たちの間でスパイクのことは話題になるよ。でも冗談としてなんだ」と明かす。
ピュエル監督も「スパイクだけが原因でないのはたしかだ。あらゆることが影響している」と語り、とくに過密スケジュールの問題を指摘した。中でも隔年でプレシーズンに開催されるピースカップを槍玉にあげる。
韓国の財団が主催するこの大会にリヨンは第1回の2003年から毎回参加している。シーズン前の大事な時期に、2〜3日に1試合の強行ペースで行なわれるため、打診を受けたクラブの中には辞退するところも少なくないのが実状だ。つい先日もトゥラランが「この大会に出場する意義に疑問を感じる」と記者会見で語っている。
ゴヴは「CLの影響が大きい」と感じている。もちろんCL出場の意義に疑問があるわけはないが、むしろその意義の大きさゆえに「200%の力を使ってしまう。そのあとにはどうしても緩みが生じる。それを正当化するつもりはないが、大一番だけに意欲を注ぐようではいけない。国内のリーグ戦こそが我々を前進させるのだし、シーズン中いちばんの目標であることを忘れてはいけない」と語った。フランスでほぼ唯一のCL常連であるリヨンならではの悩みと言えそうだ。
ピュエル監督の考えも主将の言葉を裏付ける。「うちのチームには“ズル”をする選手がいない。みんな一生懸命に練習で汗を流す。ときには選手にブレーキをかけないといけないね」と過密日程の中で力を出し切る選手たちを管理するむずかしさを感じているようだ。ケガ人の多さも、つねに真剣勝負で臨む一流集団の宿命なのかも知れない。今後は、リーグ格下のサンテティエンヌ、CLのリバプール、リーグ優勝を争うマルセイユと、まったく背景の異なる3試合がつづく。戦力配分で指揮官の手腕が問われる10日間と言えよう。
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