なぜ昨今の日本に器の大きな人材が育たないのか? 尊敬できる大人が少ないのか? についてキャリア開発の観点から考えてみました。

キャリアとは何かと問われれば

「スキルと知識を習得し、仕事を通じて成長していくこと」と答える方が多いのではないでしょうか。

この答えは正しいでしょうか。もちろん、正しいです。ただし、1面的にはです。

私の考えるキャリアは2つの大きな要素からなります。それはインターナルキャリアとエクスターナルキャリアです。

■エクスターナルキャリアとは前述の例のような知識やスキル、資格や経歴などを指します。主にやり方(Do)の領域。
■インターナルキャリアとは人間力(人格、成熟した価値観、共感力、学習力、他者理解、他者受容、自己開示、主体性、思慮深さ、信頼性・・・)などを指します。主に在り方(Be)の領域。テクニックではない領域。

人材のキャリアは、この2つの要素が共に成熟することで社会性の高い人財になるのではないかと考えます。

しかし、このような視点からキャリア開発を考えてみると、私は愕然とするのです。
日本の教育や人材開発においてインターナルキャリアを向上させる場や機会が極端に少ないのです。学校でも企業でも或いは自己啓発でも極端に少ない。
本来、インターナルキャリアは、家庭、地域コミュニティ、学校や企業等の共同生活や組織活動の中で多様なストーミングを経験することで培われるものです。

昨今の政界を見ていても、経済界を見ていても、器の大きな人材が見当たりません。若者からは尊敬できる大人がいないとの声を良く聞きます。
また、企業からも経営層や管理職の器の問題が組織運営や組織力そのものを減衰させているという声を耳にすることが増えてきました。

皆さまもご承知の通り、社会的な地位や権限が大きくなればなるほど求められるのはキャリアはどちらでしょうか? 
無論、インターナルキャリアです。


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