エアマルチプライアー
ダイソン社が10月中旬に発表した画期的な扇風機、『エアマルチプライアー』がガジェット好きの間で話題になっている。
デザインから羽根が無いという仕様まで、たまらないらしい。
トレビアンニュース記者も早速現物をみたくなり、ダイソン社にお邪魔してお話を聞いてきたぞ。
今回お話を伺ったのはダイソン社広報の石原恵梨氏。
『エアマルチプライアー』について語って貰ったのでご覧あれ。

■何故今の時期に発売なのか?
記者 発表した時期が冬直前ですが、それは何故ですか?
石原恵梨(以下、石原) 1つはジェームス・ダイソンがエンジニアなので、完成したものをいち早く見せたかったからなんですよ。もうひとつは、ダイソンは元々販売時期とかは拘らずに製品として自身を持ってご紹介できるタイミングで発表しています。
記者 発売時期はいつになるのですか?
石原 日本では今冬期に発売予定です。
記者 もうすぐですね。これから冬というときに発売されるのですね。
石原 そうですね。ただ現在は冬でもサイキュレーター(またはサーキュレーター)などを使用される方が多く、一部……。そこで実際に『エアマルチプライアー』実機を付けて貰うことにした。
風は予想以上に強く、風も安定している。羽根が無いとは思えないほどの風量でその風も微調整が聞くようになっている。
扇風機おなじみの機能、スイング機能も付いているのでより幅広い範囲をカバーすることも可能だ。
この『エアマルチプライアー』の風に当たりながらさらに突っ込んで聞いてみることにした。

■風の出るヒントはハンドドライヤー
記者 これは何をヒントに作られたのですか?
石原 弊社は日本では掃除機しか出してないんですけど、ハンドドライヤーとかも海外で出してるんです。そのハンドドライヤーで空気と空気がぶつかるとある一定の風になることが判明したんですね。で、この風量を何かに使えないかと思って作られたものです。
記者 この『エアマルチプライアー』は正確には羽根が無いわけですから“扇風機”ではないですよね。何か別の総称があったりするのでしょうか?
石原 カテゴリーではサイキュレーターと呼んでます。風を出すという意味で。
記者 これ、もっと小さくてUSB接続で使えたら良いですね。
石原 それ先日のイベントでもブロガーさんが言ってました。確かにあると便利ですね。
記者 ちょっと持ってみて良いですか?
石原 どうぞ!
記者 え? 軽い! これ軽いですね。
石原 中は空洞ですからね。シンプルな構造になってます。
記者 よく見たらほとんどネジが無いですね、裏にだけ少しありますけど。
石原 実はこうやって捻ると簡単に外すことが出来るんですよ。
記者 捻るだけで外れるのですね。

■3万円の扇風機
記者 これって3万円と少し高いですよね。
石原 そうですね、参考価格として3万円代と他社さんの扇風機より多少高くなってますが、弊社が掃除機を出したときも高かったんですよ。それでもよく売れました。
記者 特にガジェット好きには受けそうですね。
石原 そういう方に受けて頂けると嬉しいです。


と、ダイソン社が今冬に発売を予定している全く新しいサイキュレーター『エアマルチプライアー』について聞いてみた。
日本で本格的に活躍するのはもう少し先になりそうだが、珍しい物が好きな人はいち早くゲットしそうだ。
メンテナンスも楽で怪我の心配がいらないので安心かも。
これは全く新ジャンルの冷却器と言った方がいいのだろうか?

参照:エアマルチプライアーダイソン