「アイリス」で注目集まる秋田県

写真拡大

イ・ビョンホンとキム・テヒが主演を務めるドラマ『アイリス』が、初回から24%という高い視聴率を記録している。正体不明の巨大勢力と戦う国家情報院捜査官たちの愛と裏切りを描いた『アイリス』は、21日に、イ・ビョンホンとキム・テヒがロマンチックなラブシーンを展開するなど、話題満載な内容となっている。ネット上には二人のキスシーンやベッドシーンに関する話題で大いに盛り上がっており、また、その人気と共に、ラブシーンの舞台となった秋田県にも関心が集まっている。

韓国では、積雪の多い新潟県や、映画「Love Letter」の舞台となった北海道は有名だが、秋田県についてはあまり知られていない。しかし、イ・ビョンホンとキム・テヒが、秋田県の街をデートしたり、田沢湖をバックに抱き合ったりするシーンがドラマの中に登場したことから、多くの人が自然と秋田県について関心を持ち始めているようである。

ネット上には「秋田県ってどこにあるの?」「一度いってみたい」「昔、旅行で訪れた時のことを思い出した。なんだか嬉しい」「今度、韓国人観光客の需要が増えそう」といった意見が寄せられている。

だが、ハンドルネーム「マーケター」氏は、このような日本でのロケには深い理由があると言う。「マーケター」氏は、『アイリス』の制作会社テウォン・エンターテイメントが作成した投資提案書を見たことがあると語り、「その資料は、投資損益分析に関するものであった。確か、制作費(キャスティング費含む)が200億ウォン(約16億円)くらいで、韓国国内の売り上げが40億ウォンほど。だが、制作費が200億ウォンなのに収入が40億ウォンなわけがない。どうやら、海外に版権を販売することで成り立っているようだ。特に日本へは200〜250億ウォン程度での販売を考えているようで、そのほかのアジアでの売り上げも合わせれば400億くらいは確実だという。なぜ、イ・ビョンホンとキム・テヒのラブシーンを日本でロケをしたか?それは、日本の版権料が最も重要だと判断したからだろう」と述べている。


10月23日付のetnewsによると、『アイリス』人気はオンライン市場にも表れているようで、1話あたりのダウンロード数が20万を超える勢いだという。今後、アジア各国でも公開されれば、秋田県への注目度はさらに増していくだろう。

参照:イ・ビョンホンとキム・テヒが日本に行った理由

(文:林 由美)

■トレビアン韓国とは……
トレビアン韓国とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
通常のトレビアンニュースとは異なり、韓国専門の記者が取材、執筆を行っております。
韓国中心の出来事をいち早くお届けできるように頑張っていきます。