「前半のチームのプレーと、後半のチームの戦い方に満足している。チャンピオンズリーグ(CL)の試合の後が簡単じゃないのはもちろんのことだ。我々は3、4人の選手を変えている。だが、もっと違うように、もっと簡単になっておかしくない試合だった。もっと早くに勝負を決める可能性が何度かあったんだ。(パトリック・)ヴィエラのシュートがクロスバーに当たったり、そのほかのプレーでもね。一つのゴールですべてが違ってくる。2−1となったことがカターニアの希望になり、終盤に心配させることとなった」

24日のセリエA第9節でカターニアを2−1と下し、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、予想以上に苦しむこととなったゲームについて、イタリア『スカイ』のインタビューでこうコメントした。また、同監督はMFヴェスレイ・スナイデルが常に起用できる状態であることを望んでいるとも話している。

「攻撃面でチームを充実させるためにね。私は、彼が我々にとって非常に、非常に重要な選手だと思う。彼には多くを求めない。私が彼に求めるのは、次の試合に出るために回復することだけだ(スナイデルは足を痛めて途中交代)」

だが、キエフで行われるCL次節まで、ターンオーバーが続けられることになるのだろうか?

「それを言うことはできない。今日の我々がこうだったのは、(イバン・)コルドバの準備が整っており、(ワルテル・)サムエルを少し休ませると決めたからだ。(デヤン・)スタンコビッチについても同じことだね。ヴィエラは素晴らしい時期にあり、フィジカルの調子も良い。自分のプレーに自信があるんだ。我々はそういう2、3つの小さな変更をした。(リーグ次節の)パレルモ戦でもそうするかは分からない。ただ、今の我々は、大幅なターンオーバーをするための条件にない」

モウリーニョ監督は試合前日会見でFWマリオ・バロテッリに苦言を呈している。同選手のパフォーマンスには満足したのだろうか?

「答えない。私は前後半のチームと、非常に大事なリーグ戦での3ポイントを獲得したことに、とても満足している」

だが、前日会見でのコメントを受けて、バロテッリのような選手は監督に対してどう振る舞うのだろう?

「普通さ。いつもどおりだよ。落ち着いている。18歳の選手か30歳の選手かということではなく、みなプロフェッショナルなんだ」

一方、かつて自らが指揮したポルトやチェルシーとの比較について、モウリーニョ監督はこのように話している。

「我々はまた異なるチームだ。選手たちのプロフィールも違うタイプだし、ヨーロッパの試合となると、2、3ゲームを戦うのに苦しんでいる。このことは、CLの重要なゲームの前に3〜4人の主力を外し、40試合をこなすリーグ戦でややリスクを冒して、もう少しCLで勝負することを考えさせられるね」