ハンギョレ新聞「押し寄せる日本車に消費者にんまり」

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幕張メッセで開催されている「第41回東京モーターショー」に関心が集まる中、韓国ではトヨタ自動車に大きな注目が集まっている。10月21日、ソウル江南に位置するトヨタ販売店には、「カムリ」を買い求める長蛇の列ができ、すでに1000台を超える事前契約が交わされたという。「プリウス」は日本でも品薄の状態で来年4月以降まで待たなければならないのに対し、「カムリ」は来年の1月には手に入るため「カムリ」への人気が集中しているのだ。韓国トヨタ自動車は、今後は月500台を販売目標にしていく。

韓国の京郷新聞によると、現代自動車の「グレンジャー」と比べると価格の割には室内の高級感が劣るという指摘があるものの、広い空間とデザインに好感を示す声もあるという。また、韓国で大きな人気を集めている理由は、ホンダ「アコード」や日産「アルティマ」に比べ、100〜300万ウォンほど安い3490万ウォンという値段設定にある。専門家は、トヨタの韓国進出に熱い反応が寄せられていることについて、韓国の自動車産業に大きな打撃を与える可能性があるとも述べている。

このニュースに対して韓国ネチズンたちからは、「現代自動車の「アバンテ」に乗っているが、次はプリウスに乗り換えるつもり。国内の自動車産業はどうなるんだと騒いでいる人たちは、自動車の株をもっている人か、極度な鎖国主義者ではないだろうか」「国内消費者にさんざん高く売り、海外では安く売っていた韓国の自動車会社はこれを機に是正されればいい」「90年代に日本製品が解放された時、国産愛用を叫んでサムソンやLG製品を買った国民は多い。だが、これら企業はどれだけ国民に還元した?」「現代自動車と起亜自動車は、価格とサービスの面で信頼を築く必要があることに気付くべき」と韓国政府や韓国の自動車産業を厳しく批判する声が寄せられている。

高品質で価格を押さえた輸入車の登場により、韓国の輸入車占有率は2009年の時点で5%から6%へと増加している。今後は、多様な価格帯とブランドがさらに展開されていくことから韓国消費者の選択肢も増々広がっていく見込みだ。これまで定着してきた「輸入車=高級車=売国」「国産車=大衆車=愛国」という図式は、すでに崩れ始めている。

参照:京郷新聞 「トヨタのカムリ、プリウス、人気の販売店」

(文:林 由美)

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