強豪チェール・ソネンを迎えてなお、その強さが際立つ勝利が欲しい岡見勇信

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今週末24日(土・現地時間)に、ロサンゼルスのステイプルス・センターで行なわれるUFC104『MACHIDA vs SHOGUN』には、二人の日本人ファイターが出場する。

UFC戦績7勝1敗、歴代日本人ファイターのなかでも群を抜いて好成績を残す岡見勇信が、10カ月ぶりにオクタゴンに復帰する。対戦相手はチェール・ソネン。岡見同様、地味だが抜群の強さを誇る強豪だ。

本来なら5月のUFC98で元IFL世界ミドル級王者ダン・ミラーと対戦予定だった岡見だが、無理をすると今後の格闘技人生に響く負傷を負い欠場。彼の代役でソネンが出場し、ミラーに完封勝ちを収めている。

WEC時代にはパウロ・フィリョと五分の戦績を残し、内容ではほぼ圧倒していたソネンは、テイクダウン能力が高いレスラーだ。ただし、腰の強さなら岡見も定評があり、四つに組んだ状態に持ち込めば、立ちレスリングでも負けないだけの力がある。

トップキープ力には抜群の力を発揮するソネンに対し、岡見はガードを取らないように戦うことが重要になる。得意の形に持ち込むためには、打ち負けないこと。決してスムーズな打撃ではないが、ソネンも一発の強さは有しており、岡見としては下段やミドルで相手の突進を牽制したいところだ。

日本人ファイターでは珍しく、海外勢に劣らぬフィジカルを創りあげつつある岡見は、ソネンという決して組みやすくない相手を前にしても、パワー負けすることがない。それだけでも、他の日本人ファイターと違う世界の岡見勇信の強みだ。

だが、この要注目のカードがPPVにも、前回に引きつづきPPVにバトンタッチする前のプレリミナー2試合を中継するスパイクTVのラインナップにも組みこまれてはいない。日本のファンには納得できることではないのだが、もう一人の日本人=吉田善行の試合はPPVカードとして行なわれる予定だ。

UFC戦績2勝1敗、神の階級=ウェルター級で勝ち越している吉田は、9月に組み技世界最高峰の祭典ADCCサブミッション・レスリング大会に出場した後、ニューメキシコのジャクソンズMMAで、この試合に備えている。

対戦相手のアンソニー・ジョンソンは、シュートボクセUSA所属時代にMMAデビューを果たし、ブラジリアン柔術の古豪ヒーガン・マシャドの下で、グラップリングの指導を受けていたこともある、打撃も寝技もこなせるファイターだ。

現在はサンノゼのカン・リーのジムで、その打撃に磨きをかけており、打撃のプレッシャーは相当なレベルに達している。吉田にとっても、決して楽な相手ではないが、だからこそ勝利を得たときのリターンも大きいファイトになる。

2連続TKO勝ちを続けるジョンソンを相手に、しっかりと勝利を得ることができれば、再びトップ集団との対戦にこぎつけることができるはず。吉田にとって、正念場のジョンソン戦となる。

■UFC104 MACHIDA vs SHOGUN 全対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]リョート・マチダ(ブラジル)
[挑戦者]マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ケイン・ベラスケス(米国)
ベン・ロズウェル(米国)

<ライト級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ジョシュ・ニアー(米国)

<ライト級/5分3R>
スペンシャー・フィッシャー(米国)
ジョー・スティーブンソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ジョンソン(米国)
吉田善行(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・ベイダー(米国)
エリック・シャファー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アントーニ・ハードンク(オランダ)
パット・バリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
チェール・ソネン(米国)
岡見勇信(日本)

<ミドル級/5分3R>
ホルヘ・リベラ(米国)
ロブ・キモンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイル・キングスベリー(米国)
ラザク・アルハッサン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトゥルーフ(オランダ)
チェイス・ゴムリー(米国)