何かを成し遂げたとき、無意識にこぶしを上げてポーズをとる。誰にでも経験があるのではないだろうか。それは天皇家の愛子さまも同じ。さる17日、学習院初等科で運動会が行われた。リレーに出場された皇太子ご夫妻の長女・敬宮愛子さまも、逆転1位の喜びにガッツポーズをとられたという。一方では、このガッツポーズを「品格上問題がある」として厳しく禁止している世界がある。ご存知、大相撲朝青龍のガッツポーズ問題である。

現在初等科2年生の愛子さま。この日はだるま運び、かけっこなどに出場したが、その中でも目玉種目は色別対抗リレーだ。男女別、初等科全学年の各クラスから2人ずつ選ばれた代表によるリレーで、愛子さまは見事代表に選ばれた。

黄色い鉢巻を締めて凛々しい表情で登場の愛子さま。2位でバトンを受けると、およそ100mほどの校庭のトラック1周を快走。前の走者を抜くことこそできなかったが、しっかりと差を詰め、次につないだ。

結果的に愛子さまの黄色チームは逆転1位でゴールした。その瞬間だ。感極まった愛子さまは、満面の笑みで、手をグーに握った両手を高らかと挙げたのだ。「ガッツポーズ」である。
このような愛子さまの姿はなかなかテレビでは拝見することができず、思わずほほを緩めた視聴者もいたのではなかろうか。

一方、こちらは今年9月の大相撲秋場所で、優勝を決めた直後にガッツポーズをした横綱・朝青龍。これに対して横綱審議委員会の一部委員から批判の声が出た。

そもそも事の発端をたどると、今年1月の初場所での出来事だ。千秋楽の優勝決定戦で朝青龍は白鵬に勝利。休場が続き、進退をかけた場所で見事復活優勝を遂げた喜びからか、朝青龍は取り組み後に土俵上でガッツポーズをした。この行為が「横綱としての品格上問題」として、横綱審査委員会などから問題視され、後日朝青龍は厳重注意を受けた。

朝青龍は反省の意を示していたが、それから半年、今度は秋場所で2度目のガッツポーズをしてしまった。これに対し、朝青龍の「天敵」ともいわれる横綱審議委員会の内館牧子氏は「反省していると言ってまたやる朝青龍はオオカミ少年と同じ」「心技体が満たされていない。優勝はまぐれでしょう」と酷評した。

しかし、この時は横綱審議委員会の中でも意見が賛否分かれ、横審委員長の鶴田卓彦氏は「あの程度なら許されてもいいという意見もある。私個人としては違和感はない」と容認している。また、世論は朝青龍を支持する意見が多く、逆に内館氏に対しての批判が高まっていた。

確かに、スポーツなど真剣勝負の舞台で勝利した時、その喜びは計り知れないものがある。思わず歓喜のポーズをとりたくなるのもうなずける。一方で、武道など礼節を重んじる競技では、ガッツポーズなど派手なリアクションがご法度となっている競技もある。例えば剣道では、連盟の試合審判規則でガッツポーズを「不適切な行為」と定めている。

また、こうした規定は日本に限ったものではなく、アメリカ・大リーグでも、不文律ではあるがホームランを打った後に派手なパフォーマンスをすることは認められていない。

さて、こうした「朝青龍ガッツポーズ騒動」から1ヶ月、愛子さまは今回、勝利の喜びをガッツポーズによって表現した。

愛子さまといえば、「貴乃花光司」「朝青龍明徳」と力士の名前をフルネームで暗記するほどの大相撲好きで、朝青龍のファンとしても知られている。一部報道では、愛子さまは朝青龍のことを「ダグワドルジ」と本名で呼ぶ程の大ファンだという。

運動会で満面の笑みでガッツポーズをとった愛子さま。
横綱審議委員会をはじめとした朝青龍に対して「品格云々」を指摘する人々はこの日の愛子さまの晴れ晴れしい表情をどのような思いで見つめたのだろうか。

(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)

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