『羽根のない扇風機』を知っていますか?
およそ100年にわたって変化のなかった扇風機市場に衝撃を与える「お客様インサイト」とは何なのでしょうか?

■100年の眠りから『扇風機』が目覚めるか!?



 数日前、『羽根のない扇風機』という大発明に大変衝撃を受けた。
 「吸引力の変わらない唯一の掃除機」の広告でおなじみのダイソン社が発表した羽根のない扇風機『Air Multiplier(エアマルチプライアー)』がそれだ。

 さて、日本での扇風機の歴史を紐解くと、国産の第1号扇風機発売は明治27年(1894年)と言われている。以降、歴史の中で、例えば羽根の形が変わったり、指が入る大きさだった羽根カバーの網目が細かくなって子どもの指でも入らないように改善されたり、あるいはリモコンが付いたり、自然の風に近いゆらぎを起こすためのマイコン制御が付いたりするなど、小さな改良は重ねられてきたわけだが、扇風機の仕組み自体が大きく変わることはなかった。
 『エアマルチプライアー』は、それから100年間も大きな変化の無かった“羽根付き”扇風機に、まさに大きな“風穴”を開けた画期的商品。「こだわり」と「改善」の繰り返しが生んだ賜なのだ。願わくは、これが夏に発表されていたら、プロモーション活動としては最高のパフォーマンスを納めたのだろうが、それはこの商品の素晴らしさに免じて許すことにしよう。

▼ナルホドなるほど! ココがポイント!▼

 「現状の改善を行う」みたいなことは、どこの企業でも叫ばれていますし、ビジネス書でも「改善」をテーマにしたものは数多く出版されています。でもそれを実践しているかというと、「??」という方も多いのではないでしょうか?
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 これを実践できない理由の一つに、お客様が必要とする「本当の改善課題(改善目的)」を見つけられていないことが挙げられます。
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