リーグ・アンのモナコで活躍する韓国人FW、朴主永(24)が、クラブとの契約を2013年まで延長した。20日付のレキップ紙が報じた。

 朴は昨シーズン、FCソウルからモナコに移籍。背番号10をつけて31試合に出場し、チームの攻撃の要としての地位を確立した。昨季は5ゴール。今季はこれまで8試合で2ゴールと、点取り屋の役割はブラジル人MFのネネ(7ゴールでリーグ得点トップ)に譲ってはいるものの、その突破力が攻撃の起点となることが多く、第9節を終えた時点で4位に食い込むモナコの健闘を支えている。

 今回の契約延長は、数字だけには表れない朴の役割、素質に対するクラブの高い評価を裏付けている。

 リーグ・アンでプレーするアジア人選手には、朴のほかに松井大輔(グルノーブル)、稲本潤一(レンヌ)、南泰煕(ヴァランシエンヌ、韓国)がいるが、出場試合数だけをとっても、松井4試合(うち先発2試合)、稲本4試合(同2)、南3試合(同0)とかなり見劣りする。日本のファンには残念だが、フランスでアジアを代表する選手といえば朴主永、というのが歴然たる事実となっている現状は否めない。