名越氏は「こういうものができたらいいなというビジョンを持つこと。それをビジュアル化できるかどうかが大事」とゲーム業界での成功の秘訣を語る

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日本を代表する各ジャンルのクリエーター10人によるライブショー「劇的3時間SHOW」のうちの9公演が5日〜13日に東京・スパイラルホールにて開催された。12日には、「デイトナUSA」や「龍が如く」シリーズなど数々のヒットゲームを手掛けたゲームクリエーターの名越稔洋氏(株式会社セガ・クリエイティブオフィサー兼CS研究開発統括部長)が登場した。

ことしで3回目となる同イベントは、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル2009」のオリジナルイベントの1つ。日本のコンテンツ業界で活躍するプロフェッショナルが、3時間を自由に構成し、自身の成功につながった技術や経験などを語る。

学生時代、映画の勉強をしていた名越氏は映画産業への就職を考えていたが、当時は映画産業への就職先がなく、当時の恋人からもらった「スーパーマリオブラザーズ」を目をつぶっていてもクリアできるほどやり込んだことがきっかけで、ゲーム業界へ進むことを決意したという。

名越氏が手掛けたゲームの代表作と言えるのが、これまでに累計300万本を超える売り上げを記録している「龍が如く」シリーズ。名越氏は、同作が生まれたきっかけについて、「“マスを取る”とかの売れ筋ばかりを追い掛ける業界の流れにイライラしていた」と説明。だが、裏社会を描いた「龍が如く」は、周囲の否定も多く、プレゼンでも最初は落ちたそうで、「大ヒットするものはだいたい最初のプレゼンは落ちているんです。あの『ムシキング』もプレゼンには3回落ちました。4回目にプロデューサ−が号泣して何とか通ったくらいです。否定されればされるものほど大ヒットすると思うんです」と裏話を交え、持論を語った。

最後に名越氏は、今後のゲーム業界で貢献したいことについて、「昔のテレビは、危険なことやエロいことをむちゃくちゃやっていた。でも今は、罰ゲームと同じようないじめを誘発するきっかけになると言われてますよね。それに対して、ナインティナインの岡村(隆史)さんが、『いじめなさいと言った覚えは一度もない。むしろ、いじめられている子がいたとしても、土曜夜に芸人がバカなことをやっている姿を見て、笑い飛ばしてスカッとしてもらえる瞬間が生まれるように貢献していければいい』と語っていて感動しました。ゲームも業界、事件が起きれば犯人がやっていたゲームが悪影響だったと言われることは悔しいですが、そう言われ続けるということは、もしかしたら業界人として責任を果たしてないのかなと思う。最近ようやく、僕だけでも果たせるようなことが業界で何かないかと考えるようになってきました。それが、今後いい感じに出てくれればいいかなと思っています」とメッセージを残した。

なお、その他の公演は10月26日(月)に東京のアサヒ・アートスクエアにて行われる。

JAPAN国際コンテンツフェスティバル2009 オリジナルイベント「劇的3時間SHOW」
10月26日(月) 東京・アサヒ・アートスクエア
※出演=佐藤可士和氏(アートディレクター)



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