【注目ワードコラム】女性が結婚相手に求める年収って
「婚活」という言葉が浸透し、独身男女を取巻く環境も変わりつつある昨今。結婚願望がもともと強くなかったものの、世間の風潮から婚活を意識するようになったという人も少なくないのかもしれません。また超就職氷河期にあって「アラハタ婚活」など、若い世代では「就活よりも婚活」という意識も一部では芽生えつつあるようです。

では、女性が結婚相手に求める条件にはどういったことが挙げられるのでしょうか。gooランキング「結婚するなら最低限満たしていてほしい男性の条件ランキング」で4位に《経済力がある》が選ばれているように、無視できない条件の一つといえる経済力。具体的には、男性に対して女性はどの程度の年収を期待しているのでしょうか。



結婚するなら最低限満たしていてほしい男性の条件とは


●理想は700万以上、でも現実は…

ビジネス誌『プレジデント』(プレジデント社)とgooリサーチが独身男女を対象として行った調査によると、女性が結婚相手の男性に求める理想の年収は「700万以上」が22.8%と最も多く、また結婚相手として妥協できる男性の年収は「500万以上」の38.8%が1位という結果に。

ちなみに、国税庁が毎年行っている民間給与の実態調査には、平成20年の男性の平均年間給与は532万5000円とあり、構成比を見ると、300万以上400万以下が最も多く18%、ついで400万以上500万以下が17%と出ていますが、この調査からも「700万以上」はやや非現実的であるようにも見受けられます。

では、それほどの年収を手にしている独身男性はどれほどいるのでしょう。『「婚活」時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者である山田昌弘氏が行った調査に興味深いデータがあります。「男性未婚者の年収と未婚女性の期待のギャップ」をグラフ化した資料によると、東京では、年収600万以上を期待する未婚女性が39.2%いるのに対し、実際に年収が600万以上である未婚男性はわずか3.5%。安定した収入を得ている男性はすでに結婚していることが多く、多くの未婚男性が女性側の理想には合わないというミスマッチが起こっているようです。

●年収が多い独身男性は婚活に無関心?

また、オーネットが年収が500万円以上の30〜39歳の男性401名を対象に行ったアンケート調査によると、婚活に関心の低い男性は63.0%にも上ったという結果も報告されています。女性が結婚したいと思う独身男性は婚活に無関心、そんな実態がうかがえます。

経済産業省の「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究」に「男性が高い収入を確保するべきであるなど、独身者の恋愛についての固定的な見方が結婚の障害となっていることも指摘できる」とあるように、収入面での男性への過度の期待がミスマッチを生む要因であることは考えられそうです。婚活を順調に進めるには、相手へのハードルを上げすぎないのも一つ重要なポイントといえるかもしれませんね。(熊)

気になるサラリーマンの平均




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