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世界が認めた石川遼

2009年10月12日11時33分 / 提供:生ゴルUSA

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世界が認めた石川遼
写真/中島望 Nozomu Nakajima (閉会式に臨む石川遼) 写真一覧(2件)

舩越園子の生ゴルUSA

プレジデンツカップは19.5ポイントを獲得した米国チームが14.5ポイントの国際チームを抑え、3連覇を果たした。最終日のシングルスマッチは全米プロの因縁対決となるタイガー・ウッズとY.E.ヤンの対戦が最大の注目を集めていたが、そのマッチでタイガーが勝利した瞬間、米国チームの優勝が確定したところが「出来過ぎ」以上の出来だった。

だが、この大会を通じて一番大きな注目を浴びた選手は、タイガーではなく石川遼だった。大会中、石川とチーム戦で2度も対決したタイガーは「僕が18歳だったころと比べると、今の彼のほうがボールをコントロールする能力は上だ。18歳のころの僕のほうが飛んではいたけど、ショットやチップ、パットは彼のほうがうまい」と絶賛した。

キャプテン、ノーマンも「私が18歳だったころと言えば、まだハンディキャップが20ぐらいで、サーフィンにかまけていた。もちろんゴルフの試合で彼のように勝つなんてことはなかった。ものすごい注目と重責、大勢のメディアに追われていることを思うと、リョウがどれほどすごいかを痛感させられる」

最終日のシングルスマッチで石川と対戦し、敗北したケニー・ペリーは「もう引退だよ。あのキッズは私をたった今、引退に追い込んだよ」と冗談を言った上で、「まさに彼はタイガー・ウッズを思わせる選手。タイガーと同じ世界の選手だ」と言い放った。

米メディアをはじめとする世界各国のメディアも、石川に対する関心を急激に高めた。米ツアーに初挑戦した今年2月ごろは、会見でも大した質問が出なかったが、今大会では彼らが熱心に石川情報を集める姿が目立ち、大会終了後の会見では石川の今後の予定、とりわけ米ツアー参戦への意志を問う質問が投げかけられた。石川は「基本的には日本でずっとゴルフをやっていきます」と、すぐさま米ツアーへ移行することを否定したが、「最後にはUS・PGAツアーで戦っている選手になりたい」と、心の底にある強い海外志向を覗かせていた。

「日本のスター」が「世界のスター」へ飛躍する土台はほぼ築かれたと言える。あとは、石川自身がいつ、どんなタイミングで、どうやって米ツアーへ本拠を移すか。本人は否定したが、その日はおそらく遠くない。なぜなら、その日を望む世界のニーズが格段に高まったことを、石川はきっと実感しているはずだから。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)

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