FIFA副会長でCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)の会長でもあるジャック・ワーナー氏が、シミュレーションをした選手は試合から10分間退場させるべきだとの提案を掲げている。

「FIFAはもっと厳しくならなければいけない。シミュレーションをする選手は、プレーから10分間離れるべきだ。不誠実だよ。観客はサッカーの試合を見るためにお金を払っているのであって、役者の演技を観に行っているのではない」

また、ピッチ上の選手数を10人に減らすアイデアについても言及するとともに、イングランドとスyペインのクラブによる支配体制が続くことを心配するワーナー会長は、各リーグにサラリーキャップ制度を導入すべきだとの意見を主張した。

「クラブ間の競争を増すために、サラリーキャップ制度を取り入れなければいけない。そうしないと、より小さいクラブは決してよりリッチなクラブのレベルに達しないからだ。プレミアリーグでは過去10年間、4つのクラブだけが独占してきた。これが、まだあとどれだけ続くことか…」

ワーナー会長はさらに、外国人選手の数を制限するというFIFAの考えをあらためて強調し、「各クラブは収入の少なくとも10%を、所属選手たちの国に投資しなければいけない。そしてその基金は、サッカーの土台を支えるために使われなければいけない」との構想も明かしている。