オリンピック開催地の落選を機に、石原都知事を糾弾する声は日増しに高くなるばかり。だが、真に責任を問うべき「黒幕」は別にいる。まるで他人事のような顔をして、「知らん顔」を決め込んでいるその正体は…

誘致の失敗、それも、早期での落選という結果に対して石原氏の責任問題が浮上してくるのは、やむを得ないところでしょう。

たしかに、石原氏主導で誘致の意思決定がされて、100億とも150億とも言われる活動費を使った挙げ句、すべてがパァでは納得いきませんよね。「そもそも、誘致する必要ってあったの?」と根元的な疑問が提起されるのも当たり前です。

でも、ちょっと待って。

根元的な疑問と言えば、「そもそも、誰が石原氏を知事にしたの?」こそ問われるべきではないですか?

石原氏のこれまでの経歴を見れば、このような「スタンド・プレー」に走るのは想定の範囲内。ましてや、任期も三期目ともなれば、「シンタロー銀行」とまで揶揄された新銀行東京の乱脈経営や築地市場の移転をめぐる迷走などはご存じの通り。今回のオリンピック誘致が、「テメェ勝手に立候補して、税金を使った挙げ句に、落選したら『政治力』の問題にする」なんて結末は、火を見るよりも明らかでしょう。

したがって、本来責任を問われるべきは、石原氏を都知事に選んでしまった都民。2007年の都知事選で石原氏に投票した人に聞いてみたいですよね。「ねぇ?どう思ってるの?」と。

返ってくる答えは、「何かやってくれると思った」、「今の日本を変えるパワーがあるのは石原さんだけ」、など、まあ、分からなくはないのですが…中には、「だって、裕次郎のお兄さんだから、応援したい」なんてのもあったりしてガックリ…

●「偏向」している政治力の源泉
と言うウラを読むのが、政治力を発揮する上では大切です。だって、このようなコメントこそ、石原都知事の政治力の源泉を表しているのですから。


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