インタビュー：MiChi「アウェイでも、自分のスタイルを残していく」

――夏にはサマーソニックにも出演されていましたが、アウェイというかイベントに出演される時に、自分のワンマンとは違って心掛けていることはありますか？

MiChi：あります。MiChiの音楽って、ライブハウスでやるロックのイベントでも、夜のクラブでも、ファッションイベントでも、全部はまるんだけど、ある意味ポップという意味でも、カテゴライズしてないから、全部アウェイなんですよ。「えぇー、なんか今日超アウェイ！どうしよう？」みたいな、ちょっと惑わされる時もあります。でも、それを気にしてたら自分を出し切れなくて中途半端になっちゃうから、気にしないで、どういうお客さんであろうが、どんなイベントであろうが、ちゃんと自分のライブをやり切って、自分のスタイルを残していくことを心掛けてますね。

――11月には東京・名古屋・大阪のクアトロツアーが控えていますが、今から考えていることはありますか？

MiChi：曲も増えたし、曲順とかをどういう風にもっていったらいいかな？とか。アコースティックのセッションも入れられるし。今回は楽器も弾きたいと思ってるんです。

――東京・名古屋・大阪以外でライブをやってみたい場所はありますか？

MiChi：沖縄でやりたいですね（笑）。まだ行ったことが無いから。

――ツアーの最終日を沖縄にして、そのままオフに突入する人とかいますよね。

MiChi：それいいですよねー。沖縄でやれる様になったら最高だなぁ。

――グッズなどは考えてますか？

MiChi：今、タオルしかないので、Tシャツとか作りたいなと思ってて。他にも作りたいものはあるけど、実際ちょっと間に合うか分からない（笑）。

――音楽以外で今、興味があることはありますか？

MiChi：絵を描いたり、買わなくても常に服を色々とチェックしてたり、映画を観たり、本をチェックしたり。そういう何でもクリエイティブな方にすごく興味があるんですよ。自分が作ったものとか、描いた絵を飾って、人を呼んで個展とかやりたいです。

――作品はもう結構溜まってるんですか？

MiChi：全然（笑）。まだまだ、これからだけど。

――他にやってみたいことは？

MiChi：旅が結構好きなので、世界旅行をしたいですね。多分、しばらくは無理だけど（笑）、インドには行きたい。あとは、しばらく帰ってないから、イギリスにも帰りたいですね。そこから色々ヨーロッパまで行けたらな。夢は色々ありますよ。

――このファーストアルバムを経て、更にその先に向けて考えていることはありますか？

MiChi：今回のアルバムを作って、色んな新しい道が開いたというか、違う自分も見えたりしたから、次は「どういう方向に行ったらいいのかな？」って考えています。アルバムの後の1曲目のシングルはまた、すごく元気なアップテンポの曲がいいなと思ってたり。あとは、ワールドサウンドというか、例えばインディアンミュージックを取り入れたてみたり、世界と繋がるような音も入れたい。こういうテーマに関して歌いたいな、というのもアイディアはチョコチョコ出てきて、少しずつ見えてきていますよ。

――こういうテーマで歌詞を書いてみたいというのは？

MiChi：色んなテーマがあるけど、例えば家族のことだったり、結婚とか、引きこもり意識とか。リアルだけど（笑）、日本って結構多いじゃないですか。

――「PROMiSE」から「UP TO YOU」まで、自分の言葉でメッセージを伝えていくことによって、世の中だったり聴いてくれた人にこんな影響を与えられたらいいなと考えられていることはありますか？

MiChi：今、「辛いなぁ。なんで私は、俺はここにいるんだろう？」「何のためにやっているんだろう？」って、すごく暗い気持ちの人の方が多いような気がするんですよ。そういう気持ちになると、もう結構抜け出せない時もあると思うんだけど、「それを抜け出せるよ」「一生じゃないし、しかもあなたの力で出来るんだよ」ということにすごく気付いて欲しいんですよね。色んな問題があって、すごく辛い気持ちがあるとしても、その気持ちを誰かと共感できるだけで全然楽になると思うんですよ。だから、自分の音楽を通して何か気付かせることまで出来なくても、「そういう気持ち、俺もそうなんだよね」って分かるだけで、少しでも楽になってくれたらいいなと思っています。

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