ニコニコ動画で話題の作家のイラスト満載『ひぐらしのなく頃に』公式アンソロジー集第2弾『ひぐらし。弐』レビュー

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以前にガジェット通信でも紹介した、同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』公式アンソロジー集『ひぐらし。』シリーズの第2弾が、ハーヴェスト出版『なごみ文庫』より発表されました。『ひぐらしのなく頃に』は竜騎士07氏が主宰する『07th Expansion』という同人サークルが制作したビジュアルサウンドノベルで、その人気から数々のメディアミックスが進む作品です。作品自体は2006年の夏に完成し終了しましたが、その人気は3年が経った現在も続いていて、派生作品が次々発売されています。この『ひぐらし。』も派生作品の一つで、登場キャラクターのコミカルな部分、かわいらしい部分をふくらませた作品が多数収録されています。

本の著者は数々のゲームノベライズ作品を手がける『ひぐらし。壱』から引き続きの御門智氏。カバーイラストも同じ、イラストレーターの南向春風氏です。『ひぐらし。壱』では南向氏以外にニコニコ動画で有名な、かたのん氏、まことじ氏、春原ロビンソン氏、Pマン氏、松下ゆう氏といった動画制作者がゲストイラストレーターとして名前を連ねていたのですが、今回はそこに茶麻氏とラマーズP氏を加えた合計8人のイラストレーターが集まり、小説に彩りを加えています。

公式サイトでは「ひぐらしに限りなく近いなにかはへんたい的ではあるけれども大嘘ではなく誰も得しないだけ。けれど好き過ぎる人にとってはご褒美のはずなのでほのぼのしていってね! 的なアレ。(全部わかりますか?)ひぐらしパロノベル第二段登場です。今回もブッ飛んでます。マンガも増量だよ!」と、イラストレーターが普段制作発表している動画の決めぜりふを含んで紹介されています。

約半分のページにイラストが添えられ、さらには6人の作家によるそれぞれの4ページ短編漫画や、上2コマと下2コマを別の作家が描くリレー4コマ漫画など、前回を超える規模でのイラストの登場に楽しませられます。小説は基本的に短編で、長編作品も短く区切られ、動画サイトに次々とアップされるのをザッピングしながら追って見ているかのような錯覚を覚えるでしょう。

内容はRPG風の作品『ヒナミザワクエスト』や、著名な昔話のパロディ作品を集めた『ひぐらし名作劇場』などなど、導入しやすく誰もが楽しめる作品を多数収録。『ひぐらしのなく頃に』ファンも、イラストレーターファンも、どちらもが楽しめる内容でした。これまで『ひぐらしのなく頃に』をプレイし損ねていたという方も、是非ここから新しい世界に踏み込んでみませんか?『ひぐらし。弐』は全国書店にて税込672円で発売中です。

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