先月11日、現役引退を発表した日本女子テニス界の顔・杉山愛は、今月3日の東レ・パンパシフィック・オープンをもって、17年間にも及ぶ現役生活に終止符を打った。

引退から一夜、NHK『サンデースポーツ』(4日放送分)に出演した杉山は、引退を決めた理由や、その現役生活を振り返った。

「昨日の今日なので、そんなに実感がないというのが正直なところですが、本当に素敵なカタチで送り出して頂いた。最後の大会を日本でできて、たくさんのファンの前、好きな仲間の前で終わることができて、これ以上の終わり方はない」と語ると、引退を決めた理由については、「納得できるトレーニングができないというよりは、春から夏にかなり追い込んで、それはいいカタチで身体に返ってきた。かなりプレー的にもいい手ごたえを掴めて、充実していたんですけど、それを来年もまた一年間続けてできるのかってなった時に、精神的にも肉体的にもこれをやっていくことは厳しいなって思った」と改めて説明した。

また、「(テニスは)終わりが見えない挑戦。不安はあったと思うんですけど、ここまでだって決めた時、気持ち的にはすごい吹っ切れて、最後は本当にいいカタチでトレーニングができた」と語る杉山は、17年の国際公式戦だけで、1702試合を数えている。一つの大会では月曜から日曜まで試合が行われ、これを1月から11月の上旬まで毎週続けてきた。

キャスターから“いつ休んでいたのか?”と訊かれると、「テニスはシーズンが長いので、どうやって試合に出て、4大大会をメインにスケジュールを作っていくのか。しっかり練習する時、休む時のバランスも重要なポイントで、それがうまくできたのでケガもなく戦いきることができた。でも、長いですね」と笑顔を見せ、その原動力となったのは「テニスへの愛情、パッションが人一倍大きかった」と答えた。