4日に行われるウディネーゼ戦を翌日に控え、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督が記者会見に臨んだ。ルビン・カザンとのチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節がドローに終わり、欧州の舞台ではこれで7試合勝ち星がないインテルだが、モウリーニョ監督はこれについて次のように報道を批判している。

「CLで7試合白星がない?我々のことになると、7試合が70試合であるかのようにされる。他のチーム(ユヴェントス)が6試合勝っていなくても、それは2、3試合みたいにされるんだ。我々がヨーロッパ最高のチーム(バルセロナ)と引き分けたら失敗にされ、ほかのところは普通のチーム(バイエルン・ミュンヘン)と引き分けても良かったと言われる」

「私がナーバスになっているか?問題は、メディアが私を見るのは試合中から、君らといるときだけだということさ。ドレッシングルームでの私は笑っているし、冗談を言っている。メディアの前でうれしく思えないのは当然さ」

また、モウリーニョ監督は今季から加わったMFチアゴ・モッタ、MFヴェスレイ・スナイデルについて言及し、チームの中盤にとって両選手がいかに重要かを話した。

「インテルがモッタとスナイデルを買ったのは、お金を使いたかったからではない。中盤に違うクオリティーを持つ選手たちが必要だったからだ。(敗れた)サンプドリア戦とルビン戦では、彼らがいなかった。そして攻撃に関しては、間違いなくプレーのクオリティーが下がったんだ。彼らがいるときの我々は、4試合に勝って、バルセロナと引き分けた。今季、彼らを止められたのは我々だけだ。彼らがいないと、我々は苦しんでいる。ルビン戦なんかは、半分の選手がいなかったんだ。去年のチームにイブラヒモビッチがいなくなった状態だったんだよ」

一方、ルビン戦で退場処分となったFWマリオ・バロテッリと、ケガで同試合を欠場したFWディエゴ・ミリートのコンディションについて、モウリーニョ監督はこのようにコメントしている。

「マリオとは試合後にすぐ話した。彼に言うべきだと思うことを言ったよ。そして、話はそこで終わりだ。彼を招集したということは、試合に出られるということさ。バロテッリについては、これ以上話さない。ミリートに関しては、今日(2日)、良い練習をしている。明日また軽い練習をしてみるが、プレーできると思っているよ」

インテルではMFパトリック・ヴィエラが母国フランスの『レキップ』に対し、出場機会が増えなければ1月の移籍も検討すると話している。モウリーニョ監督はヴィエラについて、このように述べた。

「ヴィエラはシーズン開幕から283分間プレーしている。6試合に出場し、スタメン出場が3試合、途中出場が3試合だ。誰もが試合に出たがっているのは理解している。だが、データはこれなんだよ。彼はムンタリよりも、カンビアッソよりも、スナイデルよりもプレーしている。彼より多く出ているのは、常にピッチにいるサネッティだけだ」