新Let's note「N8シリーズ」

パナソニックは2009年9月29日、パナソニックセンター東京 有明スタジオにおいて、報道関係者向けにモバイルノートパソコン「Let's note」の冬モデル「F8シリーズ」「R8シリーズ」「S8シリーズ」「N8シリーズ」の4機種を発表した。10月22日より順次発売を開始する。

「F8/R8シリーズ」は従来機のマイナーバージョンアップモデルだが、「S8/N8シリーズ」は「W8/T8シリーズ」の後継機種にあたる新Let's note。高速処理と長時間駆動を両立させたモバイルノートPCとなる。

冬モデルは全シリーズでマイクロソフトの新OS「Windows 7 Professional」を採用。さらにモバイルWiMAXを標準搭載して(CF-R8を除く)新しいモバイル生活の提案とラインアップの強化を図っている。

■プロフェッショナルモバイルを目指す - 奥田事業本部長

Let's noteシリーズは1996年の発売以来、「軽量」「長時間」「頑丈(タフ)」という一貫したコンセプトのもとに、開発・進化を続け、ユーザーからも高い評価を得ているという。

IDC Japanの調査によると、12型サイズ以下のウルトラポータブル、ミニノートを含めたモバイル市場は年々増加しており、2008年度は180万台を達成した。これに加えて、パナソニックはA4ノートに位置づけられている14型以下のパソコンをモバイル予備群と捕らえ、今後ますますモバイル市場は活性化するものと考えている。

そのような背景を踏まえ、今回12.1型モバイルパソコン「W8/T8シリーズ」の後継機種として新Let's note「S8/N8シリーズ」を投入する。

パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツ事業部 事業部長 奥田茂雄氏

「S8/N8シリーズ」の開発にあたり、モバイルパソコンのユーザーアンケートを自社集計した結果、購入時に重視する点はLet's noteの特長である「軽量」「長時間」「頑丈」と「CPU性能」だった。そこでパナソニックは、ユーザーの要望に応えるべく、B5サイズのモバイルパソコンながら標準電圧版CPUを採用し世界トップクラスの高速パソコンとなる「S8/N8シリーズ」を開発した。

「S8シリーズ」と「N8シリーズ」は同じ外観に見えるが、「S8シリーズ」は光学ドライブ内蔵モデルであるのに対し、「N8シリーズ」は光学ドライブなしのモデルとなっている。

「S8シリーズ」の光学ドライブ左が「S8シリーズ」、右が「N8シリーズ」

いずれも業界最高容量バッテリーパックやLEDバックライト採用し、独自の各種省電力設計により世界最長の約16時間駆動を達成した。Let's noteは全機種、設計から製造まで神戸工場での国内生産であり、モバイルに欠かせない「軽量」「長時間」「頑丈」に加え、「高性能」と日本製ならではの「高品質」を実現したわけだ。

※CF-R8を除く

奥田事業本部長は「プロフェッショナルなユーザーが求める『高速処理』『高速モバイル通信』『長時間駆動』そして『タフ設計』。これらを兼ね備えたモバイルパソコンこそ、パナソニックの考えるプロフェッショナルモバイルである。」と、同社が目指すモバイルパソコンの目標を明らかにした。

パナソニックは今後、常にユーザーの声を聞きながらプロフェッショナルの喜びを感じてもらえるモバイルパソコンを追求していくとしている。

Let's note 製品情報

パナソニック株式会社

■もっとパソコン関連の記事をみる

どこが違うの?今さら聞けないインテル最新CPU「Core i5/i7」

アップグレードも強力に支援!Windows 7 記者発表会

生活に密着したプリンターへ!エプソン、新カラリオ発表会

どうすればいい?GoogleカレンダーとOutlookとの同期