ハンマーやチェーンソーでドアを破壊し、家具を投げつけ、ときには顔から血を流す議員の姿も見られる韓国議会が、15日付(現地時間)の米外交専門紙・フォーリンポリシー電子版で、“世界一の無秩序な議会”に選ばれた。

それよると韓国国会は、04年の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の弾劾訴追案発議をめぐる与野党の攻防で初めて世界の注目を集めた。盧氏を支持する議員らは弾劾訴追案の可決を防ぐため議長席を占拠し、警備が阻止すると議員らは暴力を使ったり、家具を投げつけたりした。

昨年12月には、米国との自由貿易協定(FTA)締結をめぐってさらに激しい戦闘が繰り広げられた。与党ハンナラ党が会議室のドアを閉めて法案を上程すると、野党はハンマーとチェーンソーを動員してドアを破壊。部屋のなかにいた与党議員らは家具でバリケードを作り、消火器を噴射してこれに応戦した。和解は、野党議員が議会を12日間も占拠した後だった。

また、7月のメディア法処理をめぐる討論は、完全なげんこつでの殴りあいとなった。

同誌は、“世界で最も無秩序な議会”として韓国のほかに、台湾、ウクライナ、英国、オーストラリアを挙げた。ランク付けはしていないが、5カ国の中で韓国を最初に挙げ、「無秩序な議会という分野の歴代チャンピオンは台湾だが、現在世界のリーダーは韓国」とコメントしている。

この報道は、演説を行うオバマ米大統領に「うそつき」とやじを飛ばしたジョー・ウィルソン下院議員に対する非難決議が可決したことに関連したもので、「韓国などでは、ウィルソン議員の発言程度では眉をひそめることもない」とした。

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